研究課題
若手研究(B)
カオス的性質をもつ非線形システムの長期予報には、決定論的な手法ではなく、確率的な手法が必須である。大きな自由度の系においては、状態空間における確率分布の時間発展方程式を直接解く方法は計算量が膨大であるため、一般的にモンテカルロ的な手法が用いられる。本研究では、比較的大きな自由度の系における確率分布の直接数値計算の可能性の検討を行った。現実的な計算量で計算を行うためにはいくつかの近似を用いる必要があり、同じ計算量のもとでモンテカルロによる手法と比較において、計算精度が悪くという結果となった。
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