研究課題/領域番号 |
23760614
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 京都精華大学 |
研究代表者 |
小出 祐子 京都精華大学, デザイン学部, 講師 (50593951)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 賀茂別雷神社 / 上賀茂神社 / 江戸時代 / 遷宮 / 賀茂別雷神社文書 / 賀茂祭 / 儀式 / 造替 |
研究概要 |
本研究では、江戸時代における賀茂別雷神社の遷宮(造替)について、社殿の破損が造替の契機になったという従前の見解を新史料から再考し、遷宮の意義について考察した。当社では江戸時代を通して不定期に8度の遷宮が遂行されたが、神社は約20年に一度の定期的遷宮をのぞんでいた。史料の検証により、社殿の破損は遷宮の形式的理由であり、遷宮に乱れが生じた要因は、造替認可を下す幕府の側にあったことが確認された。また賀茂の二社が結束し、その由緒と古格を強調することで速やかな遷宮の許可を得ようとしたことで、江戸時代に入り賀茂御祖神社と遷宮の挙行時期が重ねられていくことになった。
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