研究課題
若手研究(B)
公共建築物木材利用促進法が成立し、校舎などの中・大規模公共建築物を、原則木造で建てなければならなくなった。本研究は、これらの木造建築物に用いられるラグスクリューボルト接合のパネルゾーンにおける脆性的なせん断破壊の補強と性能の向上を目的に、従来の接合法を改良したラグスクリューボルトのクロス挿入接合法、そして実用性を考慮したロングビスによる斜め埋め込み補強法の開発を行った。研究の結果、従来型の接合法に対してラグスクリューボルトのクロス挿入接合法は、パネルゾーンのせん断破壊を抑制し、耐力が1.4倍、変形性能が3.6倍に向上した。また、ロングビス併用型接合法についても、その補強効果を実証した。
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