成長に伴う薬物酸化酵素の個人間および個人内変動の解明

• 研究課題/領域番号: 23790200
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 医療系薬学
• 研究機関: 昭和薬科大学
• 研究代表者: 清水 万紀子 昭和薬科大学, 薬学部, 講師 (90307075)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2011年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
• キーワード: フラビン含有モノオキシゲナーゼ / FMO3 / 小児 / トリメチルアミン / フラビン含有モノオキシゲナーゼ3

研究概要

フラビン含有モノオキシゲナーゼ 3 (FMO3)は、ヒト成人肝 FMO の主要分子種であるが、出生後に胎児型分子種から成人型分子種に置き換わることが報告されている。本研究では、小児ボランティアから得られた尿試料を用いた in vivo および個別小児肝ミクロゾームを用いた in vitro の結果から小児の成長に伴う FMO3 代謝効率の変動が明らかとなった。

研究成果

• [雑誌論文] Variants in the flavin-containing monooxygenase 3 (FMO3) gene responsible for trimethylaminuria in a Japanese population. (2012)
  • 著者名/発表者名: Shimizu, M., Kobayashi, Y., Hayashi, S., Aoki, Y., and Yamazaki, H.
  • 雑誌名: Mol.Genet.Metab. 巻: 107 号: 3 ページ: 334-340
  • DOI: 10.1016/j.ymgme.2012.06.014
  • 査読あり
• [雑誌論文] Note to readers. RE: "In vitro drug metabolism by C-terminally truncated human flavin-containing monooxygenase 3" by Catucci et al. (Biochemical Pharmacology, 83, 551-558, 2012). (2012)
  • 著者名/発表者名: Shimizu, M., Kobayashi, Y., and Yamazaki,H.
  • 雑誌名: Biochem.Pharmacol. 巻: 84 号: 3 ページ: 411-411
  • DOI: 10.1016/j.bcp.2012.05.001
  • 査読あり
• [雑誌論文] Developmental variations in metabolic capacity of flavin-containing monooxygenase 3 in childhood (2011)
  • 著者名/発表者名: Shimizu, M., Denton, T., Kozono, M., Cashman, J. R., Leeder, J. S., and Yamazaki, H
  • 雑誌名: Bri. J. Clin. Pharmacol 巻: 71 号: 4 ページ: 585-591
  • DOI: 10.1111/j.1365-2125.2010.03876.x
  • 査読あり
• [雑誌論文] Direct genotyping of cytochrome P450 2A6 whole gene deletion from human blood samples by the SmartAmp method (2011)
  • 著者名/発表者名: Azuma, K., Lezhava, A., Shimizu, M., Kimura, Y., Ishizu, Y., Ishikawa, T., Kamataki,T. Hayashizaki, Y. and Yamazaki,H
  • 雑誌名: Clin.Chim.Acta 巻: 412 号: 13-14 ページ: 1249-1251
  • DOI: 10.1016/j.cca.2011.03.017
  • 査読あり
• [雑誌論文] Human liver enzymes responsible for metabolic elimination of tyramine, a vasopressor agent from daily food (2011)
  • 著者名/発表者名: Niwa, T., Murayama, N., Umeyama, H., Shimizu, M., and Yamazaki, H
  • 雑誌名: Drug Metab.Lett 巻: 5 ページ: 216-219
  • 査読あり
• [雑誌論文] Different effects of TERT, TP63, and CYP2A6 polymorphism on individual risk of tobacco-related lung cancer in male Japanese smokers (2011)
  • 著者名/発表者名: Makiko Shimizu*, Kazuma Kiyotani*, Hideo Kunitoh, Tetsuya Kamataki, Hiroshi Yamazaki
  • 雑誌名: J Cancer Ther 巻: 2 号: 05 ページ: 690-696
  • DOI: 10.4236/jct.2011.25093
  • 査読あり
• [雑誌論文] Individual Differences in Pharmacokinetics and Pharmacodynamics of Anesthetic Agent Propofol with Regard to CYP2B6 and UGT1A9 Genotype and Patient Age (2011)
  • 著者名/発表者名: Kansaku, F, Kumai, T., Sasaki, K., Yukozuka, M., Shimizu, M., Tateda, T., Murayama, N., Kobayashi, S., Yamazaki, H.
  • 雑誌名: Ｄｒｕｇ Ｍｅｔａｂｏｌｉｓｍ ａｎｄ Ｐｈａｒｍａｃｏｋｉｎｅｔｉｃｓ 巻: 26 号: 5 ページ: 532-537
  • DOI: 10.2133/dmpk.DMPK-11-RG-039
  • NAID: 130004463217
  • ISSN: 1347-4367, 1880-0920
  • 査読あり
• [雑誌論文] Human liver enzymes responsible for metabolic elimination of tyramine, a vasopressor agent from daily food. (2011)
  • 著者名/発表者名: Niwa, T., Murayama, N., Umeyama, H., Shimizu, M., and Yamazaki, H.
  • 雑誌名: Drug Metab.Lett. 巻: 5 ページ: 216-219
  • 査読あり
• [学会発表] ヒトフラビン含有酸素添加酵素 3 が関与する薬物相互作用 (2013)
  • 著者名/発表者名: 清水万紀子、佐藤歩、白石有紗、村山典恵、山崎浩史
  • 学会等名: 日本薬学会第133 年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜市)
  • 年月日: 2013-03-30
• [学会発表] フラビン含有モノオキシゲナーゼが触媒する薬物酸化酵素活性のヒトと実験動物の種差 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山崎美穂、清水万紀子、宇野泰広、小林由布子、村山典恵、岩崎一秀、鵜藤雅裕、山崎浩史
  • 学会等名: 日本薬学会第133 年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜市)
  • 年月日: 2013-03-30
• [学会発表] 日本人集団において見出されたトリメチルアミン尿症に関わるフラビン含有酸素添加酵素の遺伝子多型 (2012)
  • 著者名/発表者名: 清水 万紀子, 小林 由布子, 山崎 美穂, 石井 有紀, 加瀬 愛幸, 山崎 浩史
  • 学会等名: 第33回日本臨床薬理学会年会
  • 発表場所: 沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)
  • 年月日: 2012-11-29
• [学会発表] 日本人集団におけるトリメチルアミン尿症の大規模調査 (2011)
  • 著者名/発表者名: 清水万紀子, 佐藤歩, 徳元久乃, 沼尾恵里, 村山典恵, 山崎浩史
  • 学会等名: 第32回日本臨床薬理学会年会
  • 発表場所: アクトシティ浜松(浜松市)
  • 年月日: 2011-12-02
• [学会発表] 日本人トリメチルアミン尿症に関わるフラビン含有モノオキシゲナーゼ 3 遺伝子変異の探索 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林由布子, 清水万紀子, 林祥子, 村山典恵, 山崎浩史
  • 学会等名: 第32回日本臨床薬理学会年会
  • 発表場所: アクトシティ浜松(浜松市)
  • 年月日: 2011-12-01
• [学会発表] Intra- and inter-individual variations in metabolic capacity of flavin-containing monooxygenase 3 in childhood (2011)
  • 著者名/発表者名: Makiko Shimizu, Marie Kozono, Yuko Kobayashi, Ayumi Sato, Norie Murayama, and Hiroshi Yamazaki
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第26回年会
  • 発表場所: 広島国際会議場 (広島市)
  • 年月日: 2011-11-17
• [学会発表] ヒトフラビン含有モノオキシゲナーゼ 3 が関与する薬物相互作用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤 歩、清水万紀子、白石有紗、永島里美、村山典恵、山崎浩史
  • 学会等名: 第55回日本薬学会関東支部大会
  • 発表場所: 東邦大学習志野キャンパス(船橋市)
  • 年月日: 2011-10-08
• [学会発表] マルチプレックス PCR 法を用いたフラビン含有モノオキシゲナーゼ 3遺伝子多型判定法の確立 (2011)
  • 著者名/発表者名: 池田恵理奈、清水万紀子、徳元久乃、村山典恵、山崎浩史
  • 学会等名: 第55回日本薬学会関東支部大会
  • 発表場所: 東邦大学習志野キャンパス(船橋市)
  • 年月日: 2011-10-08
• [学会発表] トリメチルアミン尿症の一因となるフラビン含有モノオキシゲナーゼ 3 遺伝子変異の酵素機能解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 林祥子, 清水万紀子, 村山典恵, 山崎浩史
  • 学会等名: 第61回聖マリアンナ医科大学医学会
  • 発表場所: 第61回聖マリアンナ医科大学医学会
  • 年月日: 2011-07-22
• [学会発表] 野生型および変異型フラビン含有モノオキシゲナーゼ 3 を介した薬物相互作用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 白石有紗, 清水万紀子, 永島里美, 村山典恵, 山崎浩史
  • 学会等名: 第38回日本トキシコロジー学会学術年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜市)
  • 年月日: 2011-07-07
• [学会発表] 日本人集団におけるトリメチルアミン尿症の大規模調査 (2011)
  • 著者名/発表者名: 清水万紀子, 佐藤歩, 徳元久乃, 沼尾恵里, 村山典恵, 山崎浩史
  • 学会等名: 第32回日本臨床薬理学会年会
  • 発表場所: アクトシティ浜松(静岡)
• [学会発表] 日本人トリメチルアミン尿症に関わるフラビン含有モノオキシゲナーゼ3遺伝子変異の探索 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林由布子, 清水万紀子, 林祥子, 村山典恵, 山崎浩史
  • 学会等名: 第32回日本臨床薬理学会年会
  • 発表場所: アクトシティ浜松(静岡)
• [学会発表] Intra- and inter-individual variations in metabolic capacity of flavin-containing monooxygenase 3 in childhood (2011)
  • 著者名/発表者名: Makiko Shimizu, Marie Kozono, Yuko Kobayashi, Ayumi Sato, Norie Murayama, and Hiroshi Yamazaki
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第26回年会
  • 発表場所: 広島国際会議場(広島)
• [学会発表] ヒトフラビン含有モノオキシゲナーゼ3 が関与する薬物相互作用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤 歩、清水万紀子、白石有紗、永島里美、村山典恵、山崎 浩史
  • 学会等名: 第55回日本薬学会関東支部大会
  • 発表場所: 東邦大学習志野キャンパス (千葉)
• [学会発表] マルチプレックスPCR法を用いたフラビン含有モノオキシゲナーゼ3遺伝子多型判定法の確立 (2011)
  • 著者名/発表者名: 池田恵理奈、清水万紀子、徳元久乃、村山典恵、山崎浩史
  • 学会等名: 第55回日本薬学会関東支部大会
  • 発表場所: 東邦大学習志野キャンパス (千葉)
• [学会発表] 野生型および変異型フラビン含有モノオキシゲナーゼ3を介した薬物相互作用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 白石有紗, 清水万紀子, 永島里美, 村山典恵, 山崎浩史
  • 学会等名: 第38回日本トキシコロジー学会学術年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜 (神奈川)
• [学会発表] トリメチルアミン尿症の一因となるフラビン含有モノオキシゲナーゼ3遺伝子変異の酵素機能解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 林祥子, 清水万紀子, 村山典恵, 山崎浩史
  • 学会等名: 第61回聖マリアンナ医科大学医学会
  • 発表場所: 聖マリアンナ医科大学 (神奈川)
• [学会発表] ヒトフラビン含有酸素添加酵素3が関与する薬物相互作用
  • 著者名/発表者名: 清水万紀子、佐藤歩、白石有紗、村山典恵、山崎浩史
  • 学会等名: 日本薬学会第133年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（横浜市）
• [学会発表] フラビン含有モノオキシゲナーゼが触媒する薬物酸化酵素活性のヒトと実験動物の種差
  • 著者名/発表者名: 山崎美穂、清水万紀子、宇野泰広、小林由布子、村山典恵、岩崎一秀、鵜藤雅裕、山崎浩史
  • 学会等名: 日本薬学会第133年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（横浜市）
• [学会発表] 日本人集団において見出されたトリメチルアミン尿症に関わるフラビン含有酸素添加酵素の遺伝子多型
  • 著者名/発表者名: 清水 万紀子, 小林 由布子, 山崎 美穂, 石井 有紀, 加瀬 愛幸, 山崎 浩史
  • 学会等名: 第33回日本臨床薬理学会年会
  • 発表場所: 沖縄コンベンションセンター（宜野湾市）
• [図書] 先天代謝異常ハンドブック (第2 章 トリメチルアミン尿症(魚臭症候群)) (2012)
  • 著者名/発表者名: 山崎浩史、清水万紀子
  • 出版者: 中山書店
• [図書] 先天代謝異常ハンドブック (第2章 トリメチルアミン尿症（魚臭症候群）) (2012)
  • 著者名/発表者名: 山崎浩史、清水万紀子
  • 出版者: 中山書店