研究課題/領域番号 |
23790492
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
安武 義晃 独立行政法人産業技術総合研究所, 生物プロセス研究部門, 主任研究員 (20415756)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 抗生物質 / シトクロム P450 / 結晶構造 / オーラシン / シトクロムP450 / 構造生物学 / 放線菌 / アルカロイド |
研究概要 |
抗生物質の探索は、多剤耐性菌や新たな病原菌への備えとして重要であり、特に既存の分子骨格とは異なる新規化合物の発見・創成は大きな意義がある。本研究では、放線菌Rhodococcus erythropolis JCM6824株が合成する新規抗菌物質であるオーラシンREの強い抗菌活性発現に重要な役割を果たすシトクロムP450(RauA)の構造機能解析を行った。その結果、RauAはオーラシン類のキノリン環窒素を水酸化する活性を持ち、この水酸基の付加によって強い抗菌活性が生まれることが明らかとなった。また、RauA遺伝子をノックアウトした菌株から抽出された不活性オーラシンRE前駆体を用い、その不活性物質とRauAとの複合体結晶構造の解析を行った。解析の結果、RauAのヘムポケット内にオーラシンが結合している状態が明確に観察され、キノリン環窒素の水酸化を可能とするRauAの基質認識メカニズムを明らかにした。
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