研究課題
若手研究(B)
DMACは工業的に幅広く使用されている溶剤である。DMACの毒性発現についてCYP2E1の代謝への関与に着目し、野生型とCYP2E1欠損型マウスを用い、2週間のDMAC吸入曝露実験を行った。両遺伝子型で肝機能値の上昇、組織学的な変化が観察された。更に、高濃度曝露によりCYP2E1欠損型では脂肪変性や巣状壊死も観察された。CYP2E1欠損型では野生型に比べ、DMAC、NMACが各ばく露濃度群で高く検出された。しかし、アセトアミドは野生型で高くなっていた。従って、DMACの代謝の多くはCYP2E1を介して速やかに行われる事が示唆された。
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