研究課題
若手研究(B)
大脳皮質の第II層から第IV層は哺乳類にのみ認められ、脳室下帯を構成する神経細胞が最終的に大脳皮質の第II層から第IV層を形成する。脳室下帯に特異的に発現する遺伝子は脳室下帯における神経細胞の機能に重要な役割を果たしていると考えられる。大脳皮質を構成する各神経細胞層における神経細胞の数は厳密に制御されており、本研究の結果から脳室下帯に特異的に発現する遺伝子が神経細胞の数を決定する重要な役割を担っている可能性があることが示唆された。