研究課題
若手研究(B)
上皮増殖因子受容体(EGFR)は多くの癌細胞表面に発現しており,これを介するシグナル伝達は,癌細胞の増殖,浸潤,転移,血管新生,アポトーシスの回避等癌細胞の増殖に関与していることがしられている.したがって,この分子を阻害する抗体は既に重要な抗癌剤として利用されている.我々はこのEGFRとヒトリンパ球表面マーカーであるCD3に同時に結合することができる二重特異性抗体を人工的に作製した.これにより,EGFRシグナルの阻害のみならず,リンパ球を癌細胞に接近させることが可能となり,リンパ球が癌細胞を直接攻撃することにより極めて強力な癌細胞殺傷効果を有することが示された.
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