研究課題
若手研究(B)
申請者は間葉系幹細胞を用いて、脂肪細胞分化促進因子PPARγと骨芽細胞促進因子BMP2シグナルの相互作用に関し、検討を行った。BMP2はPPARγ依存的な脂肪細胞分化を抑制しなかったものの、PPARγリガンド(トログリタゾン;TRO)を投与した後にBMP2を添加すると、TRO単独投与よりもPPARγ標的遺伝子mRNAの発現が促進される現象が観察された。さらに転写に関係する修飾ヒストンの分布に関しても変化が見られた。このようにPPARγとBMP2に関し、エピジェネティク制御依存的な調節機構の存在を見出す事に成功した。
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