研究課題
若手研究(B)
我々はサル由来レンチウイルス(SIV)ベクターを媒体として用いた遺伝子治療の有用性をこれまで検証してきた。今回ベクターの硝子体内投与では効率的な遺伝子導入や治療効果が得られないため、硝子体手術により眼内のゲル状組織を除去し、より効率的な遺伝子導入を目指して研究を行った。具体的にはラットやラビットを対象動物とし、硝子体切除後にベクターを眼内に投与したが、標的とする神経節細胞への導入効率は、硝子体切除の有無で有意差を認めなかった。