研究課題/領域番号 |
23792307
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小野寺 麻記子 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 専門研究員 (20443963)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | GnT-V / PET / HIF-1 / 口腔がん / 糖鎖 / 低酸素 / HIF-1α |
研究概要 |
細胞表面の糖鎖は癌化に伴い大きく変化し、腫瘍の進展に重要な役割を果たす。本研究では、口腔癌における糖転移酵素GnT-Vの発現、さらに悪性度評価のため分子イメージングであるPET検査との関連性を検討し、癌の進展におけるGnT-Vの影響を調べた。口腔癌では正常組織と比較して有意なGnT-VmRNAおよびタンパクの発現亢進を認めた。また、FDG-PETおよびhypoxiaimagingであるFMISO-PETにおけるSUV値が高いと、GnT-VおよびHIF-1αの発現も高い傾向を示し、低酸素状態ではGnt-Vの発現や機能が亢進している可能性が示唆された。さらに、ヒト口腔癌細胞株SAS細胞にswainsonine処理を施しGnT-Vの機能を阻害すると細胞運動能と細胞浸潤能が低下した。GnT-Vによる糖鎖修飾は細胞運動能および浸潤能亢進させ、癌の進展に関与すると思われた。
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