研究課題
若手研究
高リスク神経芽腫(NB)の再発・再増大は、微小残存病変(MRD)の再活性化によると考えられる。骨髄(BM)検体から播種性腫瘍細胞(DTC)が同定されBM-MRDと予後が相関することが示されているが、末梢血(PB)検体から循環腫瘍細胞(CTC)は同定されずPB-MRDの臨床的意義も不明である。申請者らは、がん幹細胞(CSC)に高発現する7つの神経芽腫関連mRNAをデジタルPCR(ddPCR)で定量するddPCR 7NB-mRNA MRDアッセイを開発し、PB-MRDはBM-MRDと有意に相関する事を示した。本研究では、高リスクNB患者のPB-MRDの動態と臨床的意義を明らかにすることを試みる。