研究課題
挑戦的研究(開拓)
シリコンを発光体とした量子ドットLEDを開発し,その原料には植物由来のシリカ(SiO2)を用いる。もみ殻の25 %の成分はSiO2,これはガラスである。もみ殻から得た多孔質Siは,強固かつフレキシブルなナノ構造を有することが,先行研究で示されている(もみ殻から得た多孔質Siをリチウムイオン電池の負極剤に用い,高い耐久性を示した)。その耐久性を量子ドットに適用する。そして,我々の18年に及ぶSi量子ドット研究とLED開発の経験と実績を投入し,1)安全・安心・安価,2)高効率,3)高耐久性のSi量子ドットを用い,実用化を見据えた量子ドットLEDを開発する。