研究課題
基盤研究(B)
本研究では,堅果豊作によって生じるアカネズミの成長パターン変異をもたらすメカニズムを解明し,その個体数変動への影響を解明する.そのため,巣立ち期のアカネズミおよび雌成体を対象として,野外捕獲調査,窒素炭素安定同位体比分析による食性解析,そして血液学的指標と形態計測にもとづく栄養状態評価を行う.その結果を豊作年と凶作年で比較し,堅果の豊凶が巣立ち期の餌条件および栄養状態に与える影響を評価し,アカネズミの成長パターンの違いをもたらすメカニズムを解明する.