研究課題
基盤研究(A)
日本原産海外侵入捕食性昆虫であるナミテントウを用いて、捕食性侵入種による在来種の競争排除に関する群集生態学的な野外調査及び室内実験を実施した。侵入国での野外調査から、ナミテントウは攪乱地の外来アブラムシを餌とする普通に見られるテントウムシで、短期間で定着が急速に進んでいた。侵入国の捕食者群集の多様性は低く、ニッチの未利用空間が多いことが、侵入要因であるものと推測された。共存種クリサキテントウを用いた排除実験から、ナミテントウはクリサキテントウのみを攻撃するのに対し、クリサキテントウは両種とも攻撃し、ナミテントウとの共存条件として、生息場所や餌への特殊化が必要であると考えられた。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 2件、 査読あり 10件、 謝辞記載あり 7件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (8件) 備考 (7件)
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