研究課題/領域番号 |
24320154
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
井野瀬 久美惠 甲南大学, 文学部, 教授 (70203271)
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研究分担者 |
小関 隆 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (10240748)
高田 実 甲南大学, 文学部, 教授 (70216662)
藤本 憲一 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (00248121)
工藤 保則 龍谷大学, 社会学部, 教授 (20314304)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2014年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | ヴィクトリア朝文化 / ネオ・ヴィクトリアニズム / オブセッション / ノスタルジー / 第一次世界大戦 / 再記憶化 / ロリータファッション / ツーリズム / ヴィクトリア朝 / ネオ・ヴィクトリアニズム / 現代若者文化 / 文化的援用 / ファンタジー |
研究成果の概要 |
本研究は、ヴィクトリア朝を専門とする歴史学者と現代日本思想・風俗を専門とする社会学者とのコラボレーションを大きな特徴として、イギリスないし旧植民地、さらには日本でも顕著に認められる現代の文化現象、「ヴィクトリア朝的なるものへのオブセッション」の起源と展開のプロセスを分析した。21世紀に入った日本で顕在化したロリータファッションを含む「カワイイ文化」とヴィクトリア朝文化との親和性には、明治日本以来醸成された「男らしさ」の変容とともに、それを乗り越える戦略も読み取れる。「ヴィクトリア朝的なるものへのオブセッション」は、単なる文化の脚色・改作を超えて、日本の立ち位置を探る指標ともなりえる。
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