研究課題/領域番号 |
24340083
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
田島 節子 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70188241)
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研究分担者 |
宮坂 茂樹 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (70345106)
増井 孝彦 近畿大学, 理工学部, 准教授 (10403099)
田中 清尚 分子科学研究所, 分子研, 准教授 (60511003)
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連携研究者 |
遠山 貴巳 東京理科大学, 理学部, 教授 (70237056)
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研究協力者 |
UYKUR Ece 大阪大学, 理学研究科
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2014年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2013年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2012年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 高温超伝導 / 強相関 / 擬ギャップ / 超伝導ギャップ / 光学的性質 / 銅酸化物 / 同位体置換効果 / ラマン散乱分光 / 角度分解光電子分光 / 光学スペクトル |
研究成果の概要 |
銅酸化物の高温超伝導機構の解明にとって最も重要な擬ギャップ問題に取り組んだ。光学スペクトル測定から、擬ギャップは超伝導ギャップと共存し、超伝導前駆現象ではないことが明らかとなった。更に、擬ギャップ温度と超伝導転移温度Tcの中間で超伝導前駆現象が観測され、その温度はTcとは逆に、キャリアドープと共に減少することもわかった。このことは超伝導対形成機構に強い電子間相互作用が重要であることを示唆している。また、擬ギャップ・超伝導ギャップ共存状態が、観測される超伝導ギャップの特異な振舞の原因になっていると思われるいくつかの実験的証拠も見出した。
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