研究課題/領域番号 |
24340128
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
層位・古生物学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
千葉 聡 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (10236812)
|
連携研究者 |
牧野 渡 東北大学, 大学院生命科学研究科, 助教 (90372309)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
20,280千円 (直接経費: 15,600千円、間接経費: 4,680千円)
2014年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2012年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
|
キーワード | 陸産貝類 / 化石 / 群集 / 気候変動 / 保全 / 絶滅 / 環境変化 / 種多様性 / 人間活動 / 進化 / 陸貝 / 小笠原 / 化石記録 / AMS法 / 年代測定 |
研究成果の概要 |
小笠原諸島と琉球列島の陸貝群集の化石、現生試料の研究から、過去の環境変動を明らかにし、それが群集に及ぼした影響を調べた。炭素、酸素同位体比分析と殻の形態解析の結果から、最終氷期末の約1万年前に、植生が湿性なものから乾性なものへと急速に変化し、それによる絶滅と種構成の変化が起きたことが示された。小笠原では人の入植した300年前以降にも大きな植生の変化があり、それに伴い群集構成はさらに乾性的なものにシフトした。過去には現在よりも湿性な植生が分布し、その環境を好む陸貝群集が成立していたと考えられた。陸貝群集の保全には、上記群集の変化を考慮に入れる必要がある。
|