研究分担者 |
渡邊 宏久 (渡辺 宏久) 名古屋大学, 医学部神経内科, 講師 (10378177)
中村 友彦 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (00437039)
祖父江 元 名古屋大学, 医学部神経内科, 教授 (20148315)
寳珠山 稔 名古屋大学, 脳とこころの研究センター, 教授 (30270482)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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研究成果の概要 |
視覚誘発脳磁場を測定し,PDで特異的に起こる視覚処理異常を検討した.各VEF構成成分の第2(3M)および第3(4M)潜時に若年群と高齢群,PD患者の間で有意差が見られた.PD患者群では1Mの潜時が高齢者に比し有意に延長していた.1M,2M,3Mすべての推定電流強度が高齢群よりも大きかった.臨床訴状では,OSIT-Jの値がPD患者で低かった.1Mの潜時はOSIT-J,UPDRSpart3と有意な相関が見られた(r=0.849,0.87).以上の検討から,PD患者では,視覚の伝導が障害されているが,この異常は早期のcomponentから見られるため網膜の異常を反映している可能性が考えられた.
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