研究成果の概要 |
中核市における初任者研修受講者数は、平成16年度1,522名(35中核市)から平成24年度2,449名(41中核市)へ増加していた。校外初任者研修の実施状況については、情報公開度や人権教育に関する研修の実施頻度等で地域的な偏りが見られ、量的な緩和(2年目以降への先送り等)や弾力的な運用の実態が確認された。聞き取り調査からは、少人数の強みを生かし、研修の内外で一人ひとりを大切にすること、地域教育資源を意識した研修内容を設定すること、学校外で児童生徒や地域住民と関わりながら学ぶ機会を創出すること等、「「教師である前に市民であること」が可能になるような教師教育」の意義が確認された。
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