研究課題/領域番号 |
24520028
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
飯田 隆 日本大学, 文理学部, 教授 (10117327)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 日本語意味論 / 形式意味論 / 複数論理 / 言語哲学 / 日本語形式意味論(国際研究者交流 アメリカ) / 複数論理 (国際研究者交流 カナダ) / タイプとトークン / 哲学と日本語(国際研究者交流 中国、韓国、台湾) / 日本語と哲学 / 日本語における量化 / 疑問文の意味論 / 国際研究者交流(アメリカ合衆国) / 国際研究者交流(カナダ、アメリカ合衆国) |
研究成果の概要 |
日本語は思考の論理的表現には適さないとしばしば言われてきた。そうした主張の理由として挙げられてきたものには、(1) 可算/非可算の区別がない、(2)単数/複数の区別がない、(3)確定/不確定をしるしづける明確な指標がない、といったものがある。本研究は、こうした主張が、論理についてのあまりにも狭い見方に依存していることを示す。この見方によれば、基礎的述定は単称的であり、複数や非可算の述定はすべて単称述定に還元されるべきである。複数論理の出現は、こうした見方を過去のものとする。本研究は、複数論理をメタ言語とする日本語意味論の構成により、日本語への上のような見方がまちがいであることを示した。
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