研究課題/領域番号 |
24530202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
松本 昭夫 中央大学, 経済学部, 教授 (50149473)
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研究協力者 |
Ferenc Szidarovszky
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 固定時間遅延 / 非線形性 / 不安定性 / 経済動学 / Hopf分岐 / 限定合理性 / 連続分布時間遅延 / 適応的学習過程 / Nonlinearity / Implementation delay / Information delay / Heterogeneity / Gradient Method / Bounded Rationality / 動学的独占 / 固定遅延 / 連続分布遅延 / 連続時間モデル / 離散時間モデル / 時間遅延 |
研究成果の概要 |
経済には様々な遅延が存在するが、その数理的な処理の難しさから経済分析に明示的に時間遅延が現れることはあまりなかった。本研究は三つの基本的な経済モデル(不完全競争モデル, 新古典派経済成長モデル、IS-LMモデル)を取り上げ、時間遅延が動学に及ぼず影響を解析的および数値的に考察した。(1) 教科書的な簡単な枠組みであっても時間遅延は不安定効果を持ち、循環的変動を生み出す。(2)複数の時間遅延が共存する場合にはその相対的に大きさに応じて不安定化させたり安定化させたりする効果が出てくる。(3)複数の遅延をもつ経済モデルではHopf分岐により不安定した解は周期からカオスを含む複雑な変動へと変化する。
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