混成配位結合により高整列制御された有機電導材料の創成

• 研究課題/領域番号: 24560378
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 電子・電気材料工学
• 研究機関: 九州工業大学
• 研究代表者: 森口 哲次 九州工業大学, 大学院工学研究院, 助教 (40243985)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 錯体 / 有機材料 / 蛍光 / 半導体 / 金属錯体 / 有機半導体 / ランタノイド / 固体蛍光 / 濃度消光 / 縮環芳香族 / 結晶構造 / デバイス / 単結晶Ｘ線構造解析 / ｎ型半導体 / ｐ型半導体 / 平面型錯体

研究成果の概要

本研究課題について、金属イオンへの配位構造を利用した機能性有機分子の集積化を行った。併せて、有機分子を錯体構造間で適正に配置するために、有機分子ユニットに相互作用能を有する置換基の導入及び合成を行った。
錯体合成とその特性評価結果から、配位部位の整列により、錯体化する前の有機分子の構造とは異なる特性発現を確認した。また、錯体中心金属イオンによって、その整列を自由に制御できることを見出した。特に希土類イオン錯体の特性評価を行うことにより中心金属イオンでの発光特性も制御可能であることが判明した。

研究成果

• [雑誌論文] Synthesis and Molecular Structure of tert-Butyl 3-oxo-2-oxa-5-azabicyclo[2.2.2]octane-5-carboxylate (2014)
  • 著者名/発表者名: Tetsuji Moriguchi, Suvratha Krishnamurthy, Toru Arai, Taisuke Matsumoto, Koji Araki, Akihiko Tsuge, and Norikazu Nishino
  • 雑誌名: Journal of Crystallography 巻: 2014 ページ: 1-6
  • DOI: 10.1155/2014/645079
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Molecular Structure and Crystal Packing of n-TypeSemiconducting Material 3',3'-(1,4-Phenylene)bis{2'-(4''-trifluoromethyl)phenyl}acrylonitrile (2014)
  • 著者名/発表者名: Tetsuji Moriguchi, Shuichi Nagamatsu, Tatsuo Okauchi, Akihiko Tsuge, Wataru Takashima, and Shuji Hayase
  • 雑誌名: Journal of Crystallography 巻: 2014 ページ: 1-5
  • DOI: 10.1155/2014/257249
  • NAID: 120005868679
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Synthesis and Molecular Structure of Chiral (2S, 5S)-tert-Butyl 3-Oxo-2-oxa-5-azabicyclo[2.2.2]octane-5-carboxylate (2014)
  • 著者名/発表者名: Tetsuji Moriguchi, Suvratha Krishnamurthy, Toru Arai, and Akihiko Tsuge
  • 雑誌名: Journal of Crystallography 巻: 2014 ページ: 1-6
  • DOI: 10.1155/2014/150796
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Synthesis and Molecular Structure of 4',9',4'',9''-Tetra-tert-butyl-1',6',1'',6''-tetramethoxy-2,5-dioxa[3.3]metabiphenylophane (2014)
  • 著者名/発表者名: Tetsuji Moriguchi, Tatsuya Egami, and Akihiko Tsuge
  • 雑誌名: Journal of Crystallography 巻: 2014 ページ: 1-7
  • DOI: 10.1155/2014/695701
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Synthesis, Characterization, and Crystal Structure of Pyridinium Tetrakis{1-trifluoromethyl-3-(1'-pyreno)-1,3-propanedionato}lanthanate(III) Complex (2014)
  • 著者名/発表者名: Tetsuji Moriguchi, Kenji Yoza, and Akihiko Tsuge
  • 雑誌名: Journal of Crystallography 巻: 2014 ページ: 1-6
  • DOI: 10.1155/2014/271238
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [学会発表] Stable Hole Transfer Twisted Polynuclear Heteroaromatics (PHAs) (2014)
  • 著者名/発表者名: T. Moriguchi, Y. Nishizawa, A. Tsuge, T. Okauchi, S. Nagamatsu, W. Takashima
  • 学会等名: 20th International Conference on Photochemical Conversion and Storage of Solar Energy (IPS-20)
  • 発表場所: Berlin, Germany
  • 年月日: 2014-07-27 – 2014-08-01
• [学会発表] 架橋部に水素結合部位を有するシクロファン類の合成とそれらのゲル化特性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 藤原続道・森口哲次・荒木孝司・柘植顕彦
  • 学会等名: 日本化学会第94春季年会(2014)
  • 発表場所: 名古屋大学
• [学会発表] 長鎖アルキル基を有するシクロファン類の合成とそのロタキサン構造の特性評価 (2014)
  • 著者名/発表者名: 岩本拓也・森口哲次・荒木孝司・柘植顕彦
  • 学会等名: 日本化学会第94春季年会(2014)
  • 発表場所: 名古屋大学
• [学会発表] クマリン骨格を有するゲル化剤の合成とその発光ゲル化剤としての特性に関する研究 (2014)
  • 著者名/発表者名: 木登直弥・森口哲次・荒木孝司・柘植顕彦
  • 学会等名: 日本化学会第94春季年会(2014)
  • 発表場所: 名古屋大学
• [学会発表] Novel Highly Twisted Polynuclear Heteroaromatics (PHAs) (2013)
  • 著者名/発表者名: Tetsuji Moriguchi
  • 学会等名: 44th IUPAC World Chemistry Congress
  • 発表場所: イスタンブル
• [学会発表] 亜鉛ポルフィリンの配位を利用したピリジノファンの動的特性制御 (2013)
  • 著者名/発表者名: 田浦裕樹・森口哲次・荒木孝司・柘植顕彦
  • 学会等名: 日本化学会第９３春季年会
  • 発表場所: 立命館大学
• [学会発表] 隈元康太・森口哲次・荒木孝司・柘植顕彦 (2013)
  • 著者名/発表者名: β-ジケトン体を基本骨格とする配位子のゲル化挙動に関する研究
  • 学会等名: 日本化学会第９３春季年会
  • 発表場所: 立命館大学
• [学会発表] 池田脩・森口哲次・荒木孝司・柘植顕彦 (2013)
  • 著者名/発表者名: 赤色発光型ユーロピウム錯体を用いたゲル化剤の開発
  • 学会等名: 日本化学会第９３春季年会
  • 発表場所: 立命館大学
• [学会発表] 西沢悠生・山下哲央・森口哲次・永松秀一・柘植顕彦 (2013)
  • 著者名/発表者名: ピレン骨格を母体とする縮環芳香族化合物への置換基導入とその特性
  • 学会等名: 日本化学会第９３春季年会
  • 発表場所: 立命館大学
• [学会発表] 小田晶美・森口哲次・荒木孝司・柘植顕彦 (2013)
  • 著者名/発表者名: 無機物表面に親和性を有する強赤色発光Ｅｕ錯体の合成と評価
  • 学会等名: 日本化学会第９３春季年会
  • 発表場所: 立命館大学