研究課題
基盤研究(C)
最大地震応答の分布形を同定することは不規則振動理論及び構造耐震信頼性評価の基本的な問題であり、既往研究では確率過程の交叉の問題から理論的に導かれることがほとんどである。これまでの誘導は理論的で厳密であるが、地震動を定常ガウス過程などとして厳しく仮定しなければならず、現実と掛け離れることが多い。そこで本研究では最大地震応答の統計特性である平均値、標準偏差、歪度及び尖度などのモーメントを求める方法を構築し、分布形の位置、肥満度、非対称性及び頂点の鋭さの4つの特徴を表すこれらのモーメントによる最大地震応答の確率密度近似を行い、これまでの厳しい仮定に依存しない耐震信頼性評価法を提案した。
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Journal of Japan Industrial Management Association
巻: 64 ページ: 562-560
Structure and Infrastructure Engineering
巻: 10 ページ: 1276-1284