ダイズ種子への微生物塗布による湿害回避技術の確立

• 研究課題/領域番号: 24580023
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 作物学・雑草学
• 研究機関: 鳥取大学
• 研究代表者: 山口 武視 鳥取大学, 農学部, 教授 (30182447)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2012年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: ダイズ / 植物生育促進根圏細菌 / 湿害 / 根長 / 種子塗布 / 根の活性

研究成果の概要

ダイズ根圏からIAA生産能の高い細菌を単離し、２菌株を選抜した。この2菌株はマイクロバクテリウム属とクロノバクタ－属と同定された。
これら２菌株の懸濁液を播種直前にダイズ種子に塗布(5分間浸漬)し、圃場に播種した。両菌とも出芽率に悪影響は与えないことが確認され、マイクロバクテリウム属塗布の収量は対照に比べて、エンレイで46%、サチユタカで16%の増収した。一方、クロノバクタ－属は減収となった。微生物の種子塗布という簡単な処理で、ダイズの収量を向上させる効果があることが明らかとなった。

研究成果

• [学会発表] ダイズにおける湿害回避のための根長促進根圏細菌の探索 (2014)
  • 著者名/発表者名: 山口武視・駒居良紀・井口知子・会見忠則・辻 渉・中田 昇・近藤謙介・野波和好
  • 学会等名: 農業生産技術管理学会
  • 発表場所: 玉川大学農学部
  • 年月日: 2014-09-11 – 2014-09-12