研究課題/領域番号 |
24590725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 中部大学 (2014) 名古屋大学 (2012-2013) |
研究代表者 |
片野坂 公明 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (50335006)
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連携研究者 |
田口 徹 名古屋大学, 環境医学研究所, 助教 (90464156)
片野坂 友紀 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教 (60432639)
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研究協力者 |
成瀬 恵治 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授
高津 理美 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 博士研究員
水村 和枝 中部大学, 生命健康科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | TRPV2 / 疼痛 / 機械受容 / 侵害受容器 / 一次知覚神経 / 脊髄神経節 / 痛覚 / 熱痛覚 |
研究成果の概要 |
本研究では、体性感覚を担う一次知覚神経での機能が不明な陽イオンチャネルTRPV2について、一次知覚神経特異的遺伝子欠損マウスを作成し、その機能の解明を試みた。我々が作成したTRPV2欠損マウスでは、一次知覚神経の種類・形態・数および神経軸索の発達に明瞭な異常はみられなかった。しかし個体レベルでは、侵害的な(痛みを生じる高強度の)機械刺激に対する逃避行動が減弱していた。一次知覚神経初代培養細胞の細胞応答では、正常マウスで見られた強い伸展刺激に感受性を示す細胞が、TRPV2欠損マウスで有意に減少していた。これらの個体レベルと細胞レベルの結果から、TRPV2の機械痛覚への関与が示唆された。
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