肥満に伴う血管内皮機能障害の新規メカニズム解明と臨床的検証

• 研究課題/領域番号: 24591063
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 循環器内科学
• 研究機関: 琉球大学
• 研究代表者: 山川 研 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00363664)
• 研究分担者: 比嘉 盛丈 琉球大学, 大学院医学研究科, 非常勤講師 (70347152) ; 島袋 充生 徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 特任教授 (60271144) ; 益崎 裕章 琉球大学, 大学院医学研究科, 教授 (00291899) ; 屋比久 浩市 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (70545748)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: メタボリックシンドローム / 動脈硬化 / 血管内皮機能 / 肥満 / 糖尿病 / 脂質異常症 / キサンチンオキシダーゼ / 玄米 / 血管内皮機能障害

研究成果の概要

肥満・メタボリックシンドロームにおける血管内皮機能障害の機序および新たな介入について検討した。玄米食が視床下部の小胞体ストレスの軽減、膵β細胞の機能回復を通して、肥満や糖代謝異常を改善することを示した。メタボリックシンドロームにおける血管内皮機能障害にキサンチンオキシダーゼを介する酸化ストレスが関与する事を報告した。

研究成果

• [雑誌論文] Azilsartan, an angiotensin II type 1 receptor blocker, restores endothelial function by reducing vascular inflammation and by increasing the phosphorylation ratio Ser1177/Thr497 of endothelial nitric oxide synthase in diabetic mice. (2014)
  • 著者名/発表者名: Matsumoto S, Shimabukuro M, Fukuda D, Soeki T, Yamakawa K, Masuzaki H, Sata M.
  • 雑誌名: Cardiovasc Diabetol 巻: 13 号: 1 ページ: 30-30
  • DOI: 10.1186/1475-2840-13-30
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Effects of brown rice diet on visceral obesity and endothelial function: the BRAVO study. (2014)
  • 著者名/発表者名: 1. Shimabukuro M, Higa M, Kinjo R, Yamakawa K, Tanaka H, Kozuka C, Yabiku K, Taira S, Sata M, Masuzaki H.
  • 雑誌名: Br J Nutr 巻: 111 号: 2 ページ: 310-320
  • DOI: 10.1017/s0007114513002432
  • 査読あり
• [雑誌論文] Lipid deposition in various sites of the skeletal muscles and liver exhibits a positive correlation with visceral fat accumulation in middle-aged Japanese men with metabolic syndrome. (2013)
  • 著者名/発表者名: Taira S, Shimabukuro M, Higa M, Yabiku K, Kozuka C, Ueda R, Sunagawa S, Ohshiro Y, Doi M, Nanba T, Kawamoto E, Nakayama Y, Nakamura H, Iha T, Nakachi S, Tomoyose T, Ikema T, Yamakawa K, Masuzaki H.
  • 雑誌名: Intern Med. 巻: 52 ページ: 1561-71
  • NAID: 130003365715
  • 査読あり
• [雑誌論文] Dihydropyridine calcium channel blockers inhibit free fatty acid-induced endothelial and rheological dysfunction. (2013)
  • 著者名/発表者名: Yasu T
  • 雑誌名: Clinical Science [Epub ahead of print] 巻: - 号: 5 ページ: 247-55
  • DOI: 10.1042/cs20120311
  • 査読あり
• [雑誌論文] Miglitol,α-glycosidase inhibitor, reduces visceral fat accumulation and cardiovascular risk factors in subjects with the metabolic syndrome (2013)
  • 著者名/発表者名: Shimabukuro M, et al
  • 雑誌名: Int J Cardiol 巻: 167 号: 5 ページ: 2108-2113
  • DOI: 10.1016/j.ijcard.2012.05.109
  • 査読あり
• [雑誌論文] Brown Rice and Its Component, γ-Oryzanol, Attenuate the Preference for High-Fat Diet by Decreasing Hypothalamic Endoplasmic Reticulum Stress in Mice (2012)
  • 著者名/発表者名: Kozuka C, Oyadomari S
  • 雑誌名: Diabetes 巻: 61 号: 12 ページ: 3084-93
  • DOI: 10.2337/db11-1767
  • 査読あり
• [雑誌論文] Eicosapentaenoic acid supplementation changes fatty acid composition and corrects endothelial dysfunction in hyperlipidemic patients. (2012)
  • 著者名/発表者名: Ken Yamakawa
  • 雑誌名: Cardiology Research and Practice 巻: 2012 ページ: 754181-754181
  • DOI: 10.1155/2012/754181
  • 査読あり
• [学会発表] 玄米による食行動の改善を介した血管機能異常改善効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 小塚 智沙代, 砂川 澄人, 比嘉 盛丈, 池間 朋己, 山川 研, 高山 千利, 松下 正之, 親泊 政一, 島袋 充生, 益崎 裕章
  • 学会等名: 第18回日本心血管内分泌代謝学会学術総会
  • 発表場所: 横浜市開港記念会館
  • 年月日: 2014-11-21 – 2014-11-22
• [学会発表] メタボリックストレスモデルにおけるキサンチンオキシダーゼ阻害薬の血管内皮機能改善効果について (2014)
  • 著者名/発表者名: 砂川 澄人, 山川 研, 岩渕 敬子, 小塚 智沙代, 白倉 尚, 田村 みずほ, 仲村 英昭, 土井 基嗣, 中山 良朗, 植田 玲, 新垣 多賀子, 平良 伸一郎, 池間 朋己, 友寄 毅昭, 島尻 佳典, 大城 譲, 比嘉 盛丈, 島袋 充生, 益崎 裕章
  • 学会等名: 第87回日本内分泌学会学術総会
  • 発表場所: 福岡国際会議場・福岡サンパレス
  • 年月日: 2014-04-24 – 2014-04-26
• [学会発表] 玄米有効成分による膵β細胞保護効果の新規メカニズム (2014)
  • 著者名/発表者名: 小塚 智沙代, 砂川 澄人, 中山 良朗, 土井 基嗣, 平良 伸一郎, 植田 玲, 比嘉 盛丈, 池間 朋己, 山川 研, 高山 千利, 松下 正之, 親泊 政一, 島袋 充生, 益崎 裕章
  • 学会等名: 第87回日本内分泌学会学術総会
  • 発表場所: 福岡国際会議場・福岡サンパレス
  • 年月日: 2014-04-24 – 2014-04-26
• [学会発表] 玄米由来成分γ-オリザノールによる膵島機能改善・抗肥満症効果の分子メカニズム (2013)
  • 著者名/発表者名: 小塚 智沙代, 屋比久 浩市, 砂川 澄人, 土井 基嗣, 中山 良朗, 平良 伸一郎, 植田 玲, 比嘉 盛丈, 池間 朋己, 山川 研, 高山 千利, 松下 正之, 親泊 政一, 島袋 充生, 益崎 裕章
  • 学会等名: 第34回日本肥満学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 高脂肪食負荷db/dbマウスにおけるキサンチンオキシダーゼ阻害薬の血管内皮機能改善効果 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山川 研, 岩渕 敬子, 白倉 尚, 田村 みずほ, 比嘉 盛丈, 島袋 充生, 砂川 澄人, 屋比久 浩市, 小塚 智沙代, 植田 玲, 平良 伸一郎, 池間 朋己, 大城 譲, 益崎 裕章
  • 学会等名: 第56回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 発表場所: 熊本市
• [学会発表] 玄米由来成分を活用した新規の糖尿病予防メカニズムの解明と臨床応用 (2013)
  • 著者名/発表者名: 小塚 智沙代, 屋比久 浩市, 砂川 澄人, 平良 伸一郎, 植田 玲, 比嘉 盛丈, 池間 朋己, 山川 研, 高山 千利, 松下 正之, 親泊 政一, 島袋 充生, 益崎 裕章
  • 学会等名: 第56回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 発表場所: 熊本市
• [学会発表] 動脈硬化を操る代謝シグナルネットワークの解明から治療へ 高尿酸血症と血管機能異常・動脈硬化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 益崎 裕章, 山川 研, 岩渕 敬子, 屋比久 浩市, 砂川 澄人, 小塚 智沙代, 植田 玲, 平良 伸一郎, 池間 朋己, 比嘉 盛丈, 島袋 充生
  • 学会等名: 日本動脈硬化学会総会
  • 発表場所: ヒルトン福岡シーホーク 福岡県福岡市
• [学会発表] 玄米成分γ-オリザノールは視床下部小胞体ストレス抑制を介して高脂肪食嗜好性を軽減する (2012)
  • 著者名/発表者名: 小塚 智沙代, 屋比久 浩市, 砂川 澄人, 植田 玲, 平良 伸一郎, 比嘉 盛丈, 池間 朋己, 山川 研, 高山 千利, 松下 正之, 親泊 政一, 島袋 充生, 益崎 裕章
  • 学会等名: 日本肥満学会
  • 発表場所: ホテルグランヴィア京都 京都府京都市
• [学会発表] 玄米による新規抗肥満・抗糖尿病効果 視床下部小胞体ストレス抑制を介した高脂肪食嗜好性の軽減 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小塚 智沙代, 屋比久 浩市, 砂川 澄人, 平良 伸一郎, 植田 玲, 比嘉 盛丈, 池間 朋己, 山川 研, 高山 千利, 松下 正之, 親泊 政一, 島袋 充生, 益崎 裕章
  • 学会等名: 日本内分泌学会
  • 発表場所: 北九州国際会議場 福岡県北九州市
• [学会発表] 医食同源 「食」のセンシングとメタボエイジング 日本屈指のメタボ県、沖縄から健康長寿復興を目指す食と新しい医療を考える (2012)
  • 著者名/発表者名: 益崎 裕章, 小塚 智沙代, 屋比久 浩市, 平良 伸一郎, 砂川 澄人, 植田 玲, 大城 譲, 池間 朋己, 山川 研, 比嘉 盛丈, 島袋 充生
  • 学会等名: 日本抗加齢医学会
  • 発表場所: パシフィコ横浜 神奈川県横浜市