パネルデータ分析のＣＴＧデータ解析への応用

• 研究課題/領域番号: 24591607
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 胎児・新生児医学
• 研究機関: 兵庫県立大学
• 研究代表者: 堀尾 裕幸 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (20157069)
• 研究分担者: 池田 智明 三重大学, 医学系研究科産科婦人科, 教授 (80202894) ; 菊池 瞳 藍野大学, 保健医療学部, 講師 (00585002)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 胎児心拍数陣痛図 / CTG / FHRパターン / パネルデータ分析 / 臍帯動脈血分析値 / パネルデータ / fetal heart rate / パターン分類 / FHR / アシドーシス / Fetal heart rate / 低酸素

研究成果の概要

胎児心拍数陣痛図のFHR (fetal heart rate)データを対象に、計量経済学で長期的な変動や政策による変動要因を明らかにしたパネルデータ分析を適用する研究を行った。その実証例として、低リスクの1909症例の分娩1時間前から分娩までのFHRデータをガイドラインによる10分ごとの波形パターンとしてパネルデータ化して、アウトカムの分娩直後の臍帯動脈血データのpH、BE、PaO2、PaCO2との関連性を評価した。その結果、FHRのレベル分類、一過性徐脈パターンの重症度レベルの評価ができた。また、FHRパターン分類や、5段階のFHRレベル分類の再検討にこの手法が利用できることがわかった。

研究成果

• [雑誌論文] 分娩中の一過性徐脈のパターンと分娩直後の臍帯動脈血分析値に関する検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 菊池瞳, 野田俊一, 桂木真司, 池田智明, 堀尾裕幸
  • 雑誌名: 日本周産期・新生児医学会雑誌 巻: 51
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Maternal and neonatal outcomes in labor and at delivery when long QT syndrome is present (2015)
  • 著者名/発表者名: Hiroaki Tanaka, Shinji Katsuragi, Kayo Tanaka, Masami Sawada, Naoko Iwanaga, Jun Yoshimatsu, Tomoaki Ikeda
  • 雑誌名: The Journal of Maternal-Fetal & Neonatal Medicine 巻: 28 号: 7 ページ: 1117-1119
  • DOI: 10.3109/14767058.2015.1036023
  • 査読あり
• [雑誌論文] Novel fetal ectopic atrial tachycardia findings on cardiotocography (2015)
  • 著者名/発表者名: Miyoshi T, Sakaguchi H, Katsuragi S, Ikeda T, Yoshimatsu J.
  • 雑誌名: Ultrasound Obstet Gynecol 巻: 45 号: 5 ページ: 629-630
  • DOI: 10.1002/uog.14797
  • 査読あり
• [雑誌論文] Fetal Bradyarrhythmia Associated With Congenital Heart Defects – Nationwide Survey in Japan – (2015)
  • 著者名/発表者名: Miyoshi T, Maeno Y, Sago H, Inamura N, Yasukouchi S, Kawataki M, Horigome H, Yoda H, Taketazu M, Shozu M, Nii M, Kato H, Hagiwara A, Omoto A, Shimizu W, Shiraishi I, Sakaguchi H, Nishimura K, Nakai M, Ueda K, Katsuragi S, Ikeda T.
  • 雑誌名: Circulation Journal 巻: 79 号: 4 ページ: 854-861
  • DOI: 10.1253/circj.CJ-14-0978
  • NAID: 130005130254
  • ISSN: 1346-9843, 1347-4820
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mechanism of Reduction of Newborn Metabolic Acidemia following Application of a Rule-based 5-Category Colour Coded Fetal Heart Rate Management Framework (2014)
  • 著者名/発表者名: Shinji Katsuragi, Julian T. Parer, Shunichi Noda, Junji Onishi, Hitomi Kikuchi, Tomoaki Ikeda
  • 雑誌名: The Journal of Maternal-Fetal & Neonatal Medicine 巻: 27 号: 13 ページ: 1608-1613
  • DOI: 10.3109/14767058.2014.963044
  • 査読あり
• [雑誌論文] Utility of Intraoperative Fetal Heart Rate Monitoring for Cerebral Arteriovenous Malformation Surgery during Pregnancy (2014)
  • 著者名/発表者名: Fukuda K, Masuoka J, Takada S, Katsuragi S, Ikeda T, Iihara K.
  • 雑誌名: Neurologia medico-chirurgica 巻: 54 号: 10 ページ: 819-823
  • DOI: 10.2176/nmc.tn.2013-0359
  • NAID: 130004448347
  • ISSN: 0470-8105, 1349-8029
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Cesarean delivery and perinatal mortality rates in Japan (2014)
  • 著者名/発表者名: Kaoru Ishikawa, Tomoaki Ikeda, Ryoichiro Miyazaki
  • 雑誌名: The Journal of Maternal-Fetal & Neonatal Medicine 巻: 27 号: 10 ページ: 994999-994999
  • DOI: 10.3109/14767058.2013.847422
  • 査読あり
• [雑誌論文] 胎児心拍数モニタリング (2014)
  • 著者名/発表者名: 村林 奈緒, 池田 智明
  • 雑誌名: 周産期医学 巻: 44 ページ: 737740-737740
• [雑誌論文] 分娩中の胎児心拍数波形のレベル分類と分娩直後の臍帯動脈血ガス分析値との関連性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 菊池瞳、野田俊一、桂木真司、池田智明、堀尾裕幸
  • 雑誌名: 日本周産期・新生児医学会雑誌 巻: 49(4) ページ: 1240-1246
  • 査読あり
• [雑誌論文] Immediate newborn outcome and mode of delivery: use of standardized fetal heart rate pattern management. (2013)
  • 著者名/発表者名: Katsuragi S, Ikeda T, Noda S, Onishi J, Ikenoue T, Parer JT.
  • 雑誌名: J Matern Fetal Neonatal Med. 巻: 26(1) 号: 1 ページ: 71-74
  • DOI: 10.3109/14767058.2012.728645
  • 査読あり
• [雑誌論文] 四県、一政令指定都市における帝王切開分娩の実態調査 (2013)
  • 著者名/発表者名: 石川 薫, 池田 智明, 堤 誠司, 平野 秀人, 林 和俊, 古橋 円, 玉腰 浩司
  • 雑誌名: 日本周産期・新生児医学会雑誌 巻: 49(3) ページ: 962-968
  • 査読あり
• [雑誌論文] 日本の最近の帝王切開率の動向 (2013)
  • 著者名/発表者名: 石川 薫, 杉原 拓, 池田 智明, 宮崎 亮一郎
  • 雑誌名: 日本周産期・新生児医学会雑誌 巻: 49(1) ページ: 378-382
  • NAID: 10031176926
  • 査読あり
• [雑誌論文] 直近2011年の日本の産科医療資源(人的) (2013)
  • 著者名/発表者名: 石川 薫, 池田 智明, 宮崎 亮一郎, 海野 信也
  • 雑誌名: 日本周産期・新生児医学会雑誌 巻: 49(1) ページ: 378-382
  • NAID: 10031176925
  • 査読あり
• [雑誌論文] わが国の母体死亡の現状 (2013)
  • 著者名/発表者名: 池田智明，大里和広
  • 雑誌名: 臨床婦人科産科 巻: 67(12) ページ: 1264-1269
• [雑誌論文] 我が国における多施設共同研究の現状 胎児不整脈の胎内治療 (2013)
  • 著者名/発表者名: 三好 剛一, 池田 智明, 左合 治彦
  • 雑誌名: 周産期医学 巻: 43(10) ページ: 1289-1293
• [雑誌論文] 母体安全への提言 妊産婦死亡の検討から (2013)
  • 著者名/発表者名: 池田智明
  • 雑誌名: 分娩と麻酔 巻: 95 ページ: 1-7
• [雑誌論文] CATCH THE NOW 周産期の最新情報 胎児心拍数図の用語・定義の改定 (2013)
  • 著者名/発表者名: 村林奈緒、池田智明
  • 雑誌名: ペリネイタルケア 巻: 32(9) ページ: 892-894
  • NAID: 40019805151
• [雑誌論文] CTGモニターで胎児機能不全を見落としていた! (2013)
  • 著者名/発表者名: 村林奈緒 , 池田智明
  • 雑誌名: ペリネイタルケア 巻: 32(7) ページ: 650-653
• [雑誌論文] Cardiopulmonary Variables During Exercise Predict Pregnancy Outcome in Women With Congenital Heart Disease (2013)
  • 著者名/発表者名: Ohuchi H, Tanabe Y, Kamiya C, Noritake K, Yasuda K, Miyazaki A, Ikeda T, Yamada O.
  • 雑誌名: Circulation Journal 巻: 77 号: 2 ページ: 470-476
  • DOI: 10.1253/circj.CJ-12-0485
  • NAID: 10031138927
  • ISSN: 1346-9843, 1347-4820
  • 査読あり
• [雑誌論文] Safety and Efficacy of Implantable CardioverterDefibrillator During Pregnancy and After Delivery (2013)
  • 著者名/発表者名: Miyoshi T, Kamiya CA, Katsuragi S, Ueda H, Kobayashi Y, Horiuchi C, Yamanaka K, Neki R, Yoshimatsu J, Ikeda T, Yamada Y, Okamura H, Noda T, Shimizu W.
  • 雑誌名: Circulation Journal 巻: 77 号: 5 ページ: 1166-1170
  • DOI: 10.1253/circj.CJ-12-1275
  • NAID: 10031151376
  • ISSN: 1346-9843, 1347-4820
  • 査読あり
• [雑誌論文] 胎児心拍数モニタリング (2012)
  • 著者名/発表者名: 神元有紀、池田智明
  • 雑誌名: 周産期医学 巻: 42 ページ: 1285-1289
• [雑誌論文] Maternal Outcome in Pregnancy Complicated With Pulmonary Arterial Hypertension (2012)
  • 著者名/発表者名: Katsuragi S, Yamanaka K, Neki R, Kamiya C, Sasaki Y, Osato K, Miyoshi T, Kawasaki K, Horiuchi C, Kobayashi Y, Ueda K, Yoshimatsu J, Niwa K, Takagi Y, Ogo T, Nakanishi N, Ikeda T.
  • 雑誌名: Circulation Journal 巻: 76 号: 9 ページ: 2249-2254
  • DOI: 10.1253/circj.CJ-12-0235
  • NAID: 10030697051
  • ISSN: 1346-9843, 1347-4820
  • 査読あり
• [学会発表] CTG 5段階分類が周産期予後に与える影響についての検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 村林 奈緒, 辻 誠, 中尾 真大, 仁儀 明納, 波多野 芙美, 真川 祥一, 北野 裕子, 渡邉 純子, 鳥谷部 邦明, 前沢 忠志, 神元 有紀, 池田 智明
  • 学会等名: 日本産科婦人科学会67回学術講演会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）
  • 年月日: 2015-04-09 – 2015-04-12
• [学会発表] 胎児心拍数陣痛図(CTG)判読における産科専門医と自動判別システムの一致度に関する検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 菊池 瞳、池田 智明、堀尾裕幸
  • 学会等名: 第34回医療情報学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ（千葉県千葉市）
  • 年月日: 2014-11-06 – 2014-11-08
• [学会発表] 妊産婦死亡事例分析からみた「母体安全への提言 2013」 (2014)
  • 著者名/発表者名: 池田 智明
  • 学会等名: 日本産科婦人科学会66回学術講演会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム（東京都千代田区）
  • 年月日: 2014-04-18 – 2014-04-20
• [学会発表] 胎児心拍数波形5段階レベル分類におけるコンピューター自動判定の位置付け (2014)
  • 著者名/発表者名: 横井 暁, 石川 薫, 池田 智明, 大脇 正哉, 三輪 貴彦, 古橋 円
  • 学会等名: 日本産科婦人科学会66回学術講演会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム（東京都千代田区）
  • 年月日: 2014-04-18 – 2014-04-20
• [学会発表] 日本産科婦人科学会CTG 波形の判読に基づく分娩時管理指針の導入による分娩予後への影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 村林 奈緒, 北野 裕子, 渡邉 純子, 鳥谷部 邦明, 高山 恵理奈, 紀平 力, 神元 有紀, 大里 和広, 池田 智明
  • 学会等名: 日本産科婦人科学会66回学術講演会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム（東京都千代田区）
  • 年月日: 2014-04-18 – 2014-04-20
• [学会発表] Panel Data Analysis of Cardiotocograph (CTG) Data. (2013)
  • 著者名/発表者名: Hiroyuki Horio, Hitomi Kikuchi and Tomoaki Ikeda
  • 学会等名: MEDINFO 2013
  • 発表場所: The Bella Center at Copenhagen, Denmark
• [学会発表] 分娩時の胎児心拍数パターンの種類と分娩直後の臍帯動脈血ガス分析値の関係 (2013)
  • 著者名/発表者名: 菊池瞳、野田俊一、桂木真司、池田智明、堀尾裕幸
  • 学会等名: 第33回医療情報学連合大会
  • 発表場所: 神戸ファッションマート（兵庫県神戸市）
• [学会発表] ガイドラインに則り管理された児の予後 (2013)
  • 著者名/発表者名: 池田 智明
  • 学会等名: 日本産科婦人科学会第65回学術講演会
  • 発表場所: ロイトン札幌（北海道 札幌市）
• [学会発表] Panel Data Analysis of Cardiotocograph (CTG) Data (2013)
  • 著者名/発表者名: Hiroyuki Horio, Hitomi Kikuchi, Tomoaki Ikeda
  • 学会等名: Medinfo 2013
  • 発表場所: Copenhagen, Denmark
• [学会発表] 産科専門医による胎児心拍数陣痛図(CTG)判読の一致度の検討 ―同一施設内と他施設との比較― (2012)
  • 著者名/発表者名: 菊池 瞳, 池田 智明, 松田 淳子, 堀尾 裕幸
  • 学会等名: 第16回日本医療情報学会春期学術大会
  • 発表場所: 函館国際ホテル（北海道）
• [学会発表] パネルデータ分析の CTG データ解析への応用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 菊池 瞳,池田 智明,松田 淳子,堀尾 裕幸
  • 学会等名: 第32回日本医療情報学連合大会
  • 発表場所: 朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター（新潟県）
• [図書] CTGモニタリングテキスト (2013)
  • 著者名/発表者名: 神元有紀、池田智明
  • 総ページ数: 147
  • 出版者: 東京医学社