進行性腎細胞癌に対するＬｅｘａｔｕｍｕｍａｂ併用テムシロリムス療法の開発

• 研究課題/領域番号: 24592395
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 泌尿器科学
• 研究機関: 兵庫医科大学 (2013-2014); 香川大学 (2012)
• 研究代表者: 呉 秀賢 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10346645)
• 研究分担者: 鈴木 透 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (00441296) ; 兼松 明弘 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (90437202) ; 山本 新吾 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80322741) ; 杉元 幹史 香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (10243768) ; 筧 善行 香川大学, 医学部, 教授 (20214273) ; 加藤 琢磨 香川大学, 医学部附属病院, 助手 (70625673)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
• キーワード: lexatumumab / TRAIL-R2 / 腎癌細胞 / テムシロリムス / mapatumumab / TRAIL-R1 / apoptosis / Lexatumumab / 抗癌剤 / 腎癌培養細胞 / Mapatumumab / Ｌｅｘａｔｕｍｕｍａｂ / アポトーシス / アニソマイシン

研究成果の概要

難治性・進行性腎癌に対する抗TRAIL受容体抗体併用テムシロリムス療法の開発研究を行った。その結果，（１）抗TRAILデスレセプター2に対するモノクロナール抗体Lexatumumabと新規分子標的薬テムシロリムスとの併用による相加効果を認めた。（２）抗TRAILデスレセプター1に対するモノクロナール抗体Mapatumumabと低濃度のエピルビシンやテラルビシンとの併用抗癌化学療法による相乗効果を見出した。これはカスパーゼカスケードの活性化を介したアポトーシス誘導によるものであることを証明した。（３）Mapatumumabとタンパク質合成阻害剤アニソマイシンとの併用療法による相乗効果も見出した。

研究成果

• [雑誌論文] Synergistic induction of apoptosis by mapatumumab and anthracyclines in human bladder cancer cells (2015)
  • 著者名/発表者名: Ahmed SM, Wu X, Jin X, Zhang X, Togo Y, Suzuki T, Li Y, Kanematsu A, Nojima M, Yamamoto S, Sugimoto M, Kakehi Y.
  • 雑誌名: Oncol Rep 巻: 33 号: 2 ページ: 566-572
  • DOI: 10.3892/or.2014.3654
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Synthesis and biological evaluation of novel selective androgen receptor modulators (SARMs) (2015)
  • 著者名/発表者名: Aikawa K, Miyawaki T, Hitaka T, Imai YN, Hara T, Miyazaki J, Yamaoka M, Kusaka M, Kanzaki N, Tasaka A, Shiraishi M, Yamamoto S.
  • 雑誌名: Bioorg Med Chem 巻: 23 号: 10 ページ: 2568-2578
  • DOI: 10.1016/j.bmc.2015.03.032
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Expression of marA is remarkably increased from the early stage of development of fluoroquinolone-resistance in uropathogenic Escherichia coli. (2015)
  • 著者名/発表者名: Yamasaki E, Yamada C, Jin X, Nair GB, Kurazono H, Yamamoto S.
  • 雑誌名: J Infect Chemother 巻: 21 号: 2 ページ: 105-109
  • DOI: 10.1016/j.jiac.2014.10.007
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 転移性腎癌におけるスニチニブ2週投与1週休薬投与法の安全性と有効性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 東郷容和, 嶋谷公宏, 花咲毅, 楊東益, 中西裕佳子, 長澤誠司, 橋本貴彦, 白石裕介, 田岡利宜也, 鈴木透, 呉秀賢, 樋口喜英, 兼松明弘, 野島道生, 土橋一成, 牧野雄樹, 清水洋祐, 金丸聰淳, 河野有香, 松敬優, 宇都宮紀明, 伊藤哲之, 川喜田睦司, 山本新吾
  • 雑誌名: 泌尿器科紀要 巻: 60 ページ: 209-214
  • NAID: 120005439525
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 生体腎移植成績に及ぼす透析期間の影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 林田有史，上田修史，土肥洋一郎，呉秀賢，末永武寛，松岡祐貴，加藤琢磨，平間裕美，杉元幹史，筧善行，乾政志
  • 雑誌名: 日本臨床腎移植学会雑誌 巻: 1 ページ: 50-54
  • 査読あり
• [雑誌論文] 前立腺癌小線源療法術後の下部尿路症状に対するナフトピジル予防投与の有用性の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 加藤琢磨，内藤宏仁，土肥洋一郎，松岡祐貴，矢野敏史，呉秀賢，平間裕美，林田有史，上田修史， 杉元幹史，筧善行
  • 雑誌名: 日本腎泌尿器疾患予防医学研究会誌 巻: ２１ ページ: 116-118
  • 査読あり
• [雑誌論文] 維持期腎移植患者に対するエベロリムス投与の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 野島道生, 白石祐介, 樋口喜英, 上田康生, 花咲毅, 中西祐子, 楊東益, 田岡利宜也，東郷容和，鈴木透，嶋谷公宏，呉秀賢, 長池紋子, 兼松明弘, 山本新語
  • 雑誌名: 日本臨床腎移植学会雑誌 巻: 1 ページ: 180-185
  • 査読あり
• [雑誌論文] Expression of TRAIL, DR4, and DR5 in bladder cancer: correlation with response to adjuvant therapy and implications of prognosis (2012)
  • 著者名/発表者名: Jin X, Wu XX, Jin C, Inui M, Sugimoto M, Kakehi Y.
  • 雑誌名: Anticancer Drugs 巻: 23 号: 4 ページ: 445-454
  • DOI: 10.1097/cad.0b013e32834fd796
  • 査読あり
• [雑誌論文] Expression of TRAIL, DR4, and DR5 in bladder cancer: correlation with response to adjuvant therapy and implications of prognosis (2012)
  • 著者名/発表者名: Li Y, Jin X, Li J, Jin X, Yu J, Sun X, Chu Y, Xu C, Li X, Wang X, Kakehi Y, Wu XX.
  • 雑誌名: Urology 巻: 70
  • 査読あり
• [学会発表] 腎癌細胞に対するアニソマイシンとMapatumumab併用による相乗的な抗腫瘍効果Synergistic cytotoxicity of Anisomycin and Mapatumumab against renal cancer cells (2015)
  • 著者名/発表者名: 呉秀賢、李永男、金星華、東郷容和、鈴木透、橋本貴彦、山田祐介、兼松明弘、野島道生、筧善行、山本新吾
  • 学会等名: 第103回日本泌尿器科学会総会
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2015-04-18 – 2015-04-21
• [学会発表] 膀胱癌細胞におけるエピルビシンによるDR4発現誘導を介したMapatumumabのアポトーシス増強 (2014)
  • 著者名/発表者名: 呉秀賢、アハメド、筧善行、金星華、橋本貴彦、東郷容和、鈴木透、野島道生、兼松明弘、山本新吾
  • 学会等名: 第79回日本泌尿器科学会東部総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-10-12 – 2014-10-14
• [学会発表] 腎癌細胞に対するアニソマイシンはMapatumumabによる抗腫瘍効果を増強するか (2014)
  • 著者名/発表者名: 呉秀賢，李永男，鈴木透，東郷容和，橋本貴彦，兼松明弘，野島道生，筧善行，山本新吾
  • 学会等名: 第52回日本癌治療学会集会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-08-28 – 2014-08-30
• [学会発表] 転移性腎癌におけるスニチニブ2週投与1週休薬投与法の安全性と有効性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 東郷容和，橋本貴彦，島谷公宏，花咲毅，長澤誠司，鈴木透，呉秀賢，樋口喜英，兼松明弘，野島道生，山本新吾
  • 学会等名: 第52回日本癌治療学会集会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-08-28 – 2014-08-30
• [学会発表] 当院における浸潤性膀胱癌の動注化学療法・動注化学療法併用放射線治療成績の臨床的検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 橋本貴彦，島谷公宏，花咲毅，長澤誠司，東郷容和，鈴木透，呉秀賢，樋口喜英，兼松明弘，野島道生，山本新吾
  • 学会等名: 第102回日本泌尿器科学会総会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2014-04-24 – 2014-04-26
• [学会発表] タクロリムス使用維持期症例におけるエロベリムス血中濃度の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 樋口喜英, 野島道生, 嶋谷公宏, 花咲毅, 長澤誠司, 橋本貴彦, 東郷容和, 呉秀賢, 鈴木透, 長池紋子, 兼松明弘, 山本新吾
  • 学会等名: 第47回日本臨床腎移植学会
  • 発表場所: 奈良
• [学会発表] TUEB (Transurethral Enucleation with Bipolar) における術後有熱性感染症発生頻度についての検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 東郷容和，山田祐介，橋本貴彦，上田康生，鈴木透，相原衣江，呉秀賢，樋口喜英，兼松明弘，小倉浩次，野島道生，山本新吾
  • 学会等名: 第102回日本泌尿器科学会総会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] 膀胱癌細胞に対するエピルビシンとMapatumumab併用によるアポトーシス誘導の増強 (2013)
  • 著者名/発表者名: 呉秀賢，アハメド，杉元幹史，鈴木透，樋口喜英，野島道生，兼松明弘，山本新吾，筧善行
  • 学会等名: 第51回日本癌治療学会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] 生体ドナーからの用手補助腹腔鏡下移植腎採取術の経験 (2013)
  • 著者名/発表者名: 兼松明弘，樋口喜英，上田康生，東郷容和，鈴木透，呉秀賢，滝内秀和，野島道生，山本新吾
  • 学会等名: 第27回日本泌尿器内視鏡学会総会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] 40. 淡明細胞型腎癌の新規分子マーカーとしてのPYCARD mRNA (2013)
  • 著者名/発表者名: 新規分子マーカーとしてのPYCARD mRNA 呉秀賢，金承絡，アハメド SMU，加藤琢磨，林田有史，平間裕美，杉元幹史，筧善行
  • 学会等名: 第22回泌尿器科分子・細胞研究会2013．3．8
  • 発表場所: 高知市