研究成果の概要 |
我々は,妊娠初期婦人血漿中exosomeに内封されているsmall RNA(Exo-RNA)を量的(RNA濃度)・質的(RNA塩基長)に解析し,妊娠高血圧症候群(PIH)の予知マーカーとしての可能性を検討した. Exo-RNAをchip電気泳動すると,サイズの異なる3分画(micro:20-40nt, medium:41-80nt, large:81nt<)が認められた.妊娠6-8wにおけるExo- micro RNAは非PIH発症検体(n=34, median1.55ng/ml)に対してPIH発症検体(n=2, median2.84ng/ml)では有意(p=0.038)に高値を示した.
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