研究課題
基盤研究(C)
研究の目的は,口内炎における活性酸素の関わりとそれに伴うレドックスバランスの変化をin vivo 電子スピン共鳴(ESR)法を用いて証明することである。ハムスターチークポーチに対し,5-FU+酢酸処置で口内炎を誘導し,生じた口内炎を摘出し脂質過酸化レベルの増加を見出した。さらに,ESR 測定の結果,口内炎の局所においてレドックスバランスが顕著に崩壊していた。また,これらの影響はαグルコシルヘスペリジン投与で有意に抑制された。以上の結果より,口内炎初期ステージにおいて過剰に活性酸素種が産生され,それに伴い局所の抗酸化物質が多く消費されるが,ファイトケミカルの投与で予防できる可能性が示唆された。
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PLoS ONE
巻: 8(12) 号: 12 ページ: 1-6
10.1371/journal.pone.0082834
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