研究課題/領域番号 |
24610006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生命倫理学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
平木 隆之 東海大学, 海洋学部, 教授 (00281288)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2014年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 植物遺伝資源 / 遺伝子組換え作物 / 知的財産権 / 法的財産権 / 経済的財産権 / 農民の権利 / 特許保護 / 種子の再利用 / 遺伝子汚染 / 企業の社会的責任 / 農民特権 / 生物特許 / 生命倫理 / 新制度派経済学 |
研究成果の概要 |
スイスの経済学者バーゼルは、財産権を国家が個人に与える法的財産権とある財産の価値を享受する能力としての経済的財産権とに分類した。本研究は、このバーゼルの財産権に対する考え方を手掛かりとして、遺伝子組換え(GM)作物をめぐる法的財産権と経済的財産権に着目した。GM作物に対し法的財産権である特許保護が認められたとしても、GM作物が植物である以上、その利用と管理には価格に反映されない公共領域が存在するという前提に立ち、米国とカナダで係争された判例分析に依拠し、GM作物に対する特許保護は、その範囲が植物としての機能にまで及ぶ場合は、種子再利用という経済的財産権に影響を及ぼすことを明らかにした。
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