研究課題/領域番号 |
24650612
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
発がん
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
上松瀬 新 広島大学, 病院, 病院助教 (90569881)
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研究分担者 |
檜山 英三 広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 教授 (00218744)
上田 祐華 広島大学, 病院, 医科診療医 (70624641)
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研究期間 (年度) |
2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 小児腫瘍学 / 遺伝学 / ゲノム / 放射線 / 癌 / 発生・分化 |
研究概要 |
小児がん経験者26例について、SNP アレイとマイクロサテライトマーカーを用いて治療前と現在の血液細胞のゲノムについて比較解析した。その結果、全例にゲノム上に 21~2,754 (平均 476)箇所に SNP またはコピー数変化を認めた。マイクロサテライトマーカー変異を2例に見出した。これらの小児がん経験者の児と配偶者の同様の解析から、児に変異が伝番していたのは3例で、このうち1例はマイクロサテライト変異も伝搬していた。ゲノムの変異はアントラサイクリン系薬剤と放射線療法が関連し、伝搬した3例はいずれも女性の経験者であった。以上から、小児がん治療で生じたゲノムの変化の一部は次世代に移行することが示された。
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