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無胃魚と有胃魚の比較ゲノム解析から解き明かす新規胃酸分泌機序

研究課題

研究課題/領域番号 24651211
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 ゲノム生物学
研究機関東京工業大学

研究代表者

加藤 明  東京工業大学, 生命理工学研究科, 助教 (40311336)

研究分担者 竹井 祥郎  東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (10129249)
連携研究者 日下部 誠  東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (40451893)
広瀬 茂久  東京工業大学, 生命理工学研究科, 教授 (10134199)
研究協力者 渡邊 太朗  東京大学, 大気海洋研究所, 技術職員
Romero Michael F.  Mayo Clinic, Professor
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
キーワード比較ゲノム / 遺伝子欠失 / 偽遺伝子化 / 無胃魚 / 胃 / 胃酸 / 壁細胞 / 生理学 / 発生・分化 / 進化
研究成果の概要

公開されている魚類のゲノムデータを無胃魚(フグ、ゼブラフィッシュなど)と有胃魚(イトヨなど)に分類し、無胃魚で共通に欠損する遺伝子の同定を試みた。過去に報告されている4遺伝子(atp4a, atp4b, pga2, pgc)に加え、新たに4遺伝子(kcne2, slc26a9, vsig1, cldn18a)が多くの無胃魚で欠失・偽遺伝子化していることを明らかにした。これらの遺伝子は有胃魚であるイトヨの胃において、胃腺細胞や表層上皮細胞に強く発現することを確認した。また胃を退化させている哺乳類であるカモノハシやハリモグラにおいても、これら遺伝子の一部が欠失・偽遺伝子化していることを見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

器官の喪失という進化上の大きなイベントの仕組みを理解し、生物の生存戦略の違いや消化器の多様性を理解することは、生物多様性のより深い理解や、種の保全、養殖技術の開発などに貢献することが期待される。また、無胃魚で欠失していた遺伝子の一部が胃を退化させた哺乳類でも欠失していたことから、今後これらの遺伝子の解析を通して胃の形成にかかわる未知のメカニズムを解明することができれば、哺乳類における胃の研究や医学にも貢献できる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2013 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2012 実施状況報告書

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2025-03-27  

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