研究課題/領域番号 |
24652008
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
印度哲学・仏教学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
秋山 学 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (80231843)
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研究分担者 |
秋山 佳奈子 (吉森 佳奈子 / 秋山 佳奈子(吉森佳奈子)) 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10302829)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 慈雲 / 『法華陀羅尼略解』 / 『神儒偶談』 / 菴摩羅識 / 高天原虚空観 / 法界体性智 / 瞽者 / 尚古主義 / 虚空会 / 摩訶止観 / 高貴寺 / 重授戒灌頂 / 西来寺 / 妙有 / 宗淵 / 戒体 / 天台真盛宗 / 宗渕 / 大乗戒 / 正法律 |
研究成果の概要 |
慈雲の『法華陀羅尼略解』には唯識学的注記が認められる.彼は『雙龍大和上垂示』において,唯識は八識を説くが,密教では「菴摩羅識」をも説くと述べる.慈雲は,天御中主尊が菴摩羅識に当たるとするが,この尊は高天原の神であり,彼の『神儒偶談』には「高天原虚空観」が述べられる.「菴摩羅識」は法界体性智に当たるが,『論語』15-42には,孔子が瞽者を敬ったとある.孔子は瞽者を儒教尚古主義の体現者と認識していたが,瞽者は眼識をも欠くため,彼らの生は「菴摩羅識」に基づく.こうして慈雲は,儒教尚古主義と「高天原虚空観」「法界体性智」に通底する地平,つまり儒・仏・神・密の結節点を『法華陀羅尼略解』に説いたと言える.
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