研究課題/領域番号 |
24652135
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
芳賀 満 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (40218384)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ギリシア・ローマ美術 / 仏教美術 / ガンダーラ / 東西文化交流 / ディオニュソス / スキュラ / テュケ- / 出家踰城 / ヘレニズム文明 / 異文化交流 / 出家踰城図 / 女神テュケー / トロイの木馬 / ギリシア美術 / インド仏教美術 / 中央アジア美術 / ギリシア・ローマ文化の伝播 / 東方の吸引力 / テュケ |
研究成果の概要 |
東方に伝播したギリシア・ローマ図像のデータベース作成から、伝播には2つのタイプがあることが明瞭となった。 ひとつは伝播過程における「劣化コピー」で、ギリシア・ローマ神話の内容が十分に伝わらず図像には理解不能部分が多い。従来はこれに基づき西の「伝播力」が強調され、東は西を甘受したとする「西高東低」との認識が主であった。 しかし2つめとして神話内容を十全に理解した上で東方で図像化されたと認識すべき、ディオニュソス、スキュラ、テュケ-、ヘラクレス等の事例があることを指摘した。東の「吸引力」を認め、その最も強力な「磁場」が仏教であり、つまりギリシア文明の視座で仏教美術を見直すべきであることを示した。
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