研究課題/領域番号 |
24652155
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 俊夫 名古屋大学, 年代測定総合研究センター, 教授 (10135387)
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研究分担者 |
山田 哲也 公益財団法人元興寺文化財研究所, 保存科学センター, 研究員 (80261212)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 古代鉄の年代測定 / 放射性炭素年代測定 / 加速器質量分析 / 石英管封管燃焼法 / 高周波加熱炉法 / 炭素抽出 / 炭素回収率 / 鉄サビの年代測定 / 石英管封管法 / 高周波加熱炉 / 古代鉄製品 |
研究成果の概要 |
古代鉄製品の製作年代は,鉄中に残存する,製鉄や精錬に用いられた木炭起源炭素の14C年代測定から求まる.本研究では,鉄中炭素の抽出方法について検討した.これまで高周波加熱炉を用いて炭素回収を行ってきたが,新たな方法として,石英管封管法による鉄中炭素の抽出法を検討した.削り状の金属鉄については,鉄試料と助燃剤酸化銅の重量比を0.2以下にすることで,95%以上の炭素収率が達成できた.また,古代遺跡から回収される機会が多い鉄サビから抽出される炭素を用いて鉄の作成年代を推定する方法を検討した.鉄サビの14C年代測定が可能になれば,古代の製鉄や鉄の利用に関する研究が飛躍的に発展するものと期待される.
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