研究課題
挑戦的萌芽研究
風紋と砂丘の形成理論および河床変動理論を用いて、凹凸のある曲面構造をラチスシェルの形式で生成して、形態の変化に対し、自動的に変形と応力を求めるシステムを作成した。風紋と砂丘の形成理論を用いた空間構造では、概ね上に凸な半周期分の正弦波に風紋の凹凸を加えた形態が構造的に優れており、それぞれの形状を正弦波に置換した規則的モデルを作成し、重力(自重と積載荷重2kN/㎡)に対する変形と応力の特性を比較した結果、後者の方が、応力度比で30%程度性能が良いことが明らかになった。河床変動理論に基づく屋根構造の場合、形状の変化の大きいモデルほど最大曲げモーメントと変形が小さく、構造的に有利であることが分かった。
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