研究課題
挑戦的萌芽研究
我々はアルツハイマー病(AD)が糖尿病を悪化させる機序を明らかにする為、Tet-offのシステムを用いて、脳内βアミロイド量をコントロールするマウスの作成に着手した。またADマウスに高脂肪食を負荷すると血中βアミロイドが増加し、AD患者において糖負荷試験による血中βアミロイドの変動が観察された。この血中βアミロイドの変化が糖尿病を悪化させる機序である可能性が示唆された。現在、Tet-offのベクターにβアミロイド42を多く産生する変異を持つ遺伝子を組み込む工程の最終段階である。βアミロイド発現の時期と高脂肪食負荷の時期をコントロールすることによりADが糖尿病を悪化させる機序を明らかにする。
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