研究課題
挑戦的萌芽研究
マウスIBDモデルの大腸の炎症と薬物(infliximab: IFXとtacrolimus : FK506)による治療効果を病理組織学的生体内可視化し形態学的に解析する。陰窩内白血球浸潤数と陰窩欠損数はIFX投与群で各々減少していた。陰窩上皮細胞は、管腔側で一部脱落欠損や全欠損が観察できた。陰窩の長さはIFX投与後群で回復が早かった。陰窩底部から管腔側に向かう再生上皮の継時的変化は観察できなかった。FK506投与群はIFX投与群とほぼ同様であった。蛍光標識抗TNF-α抗体は粘膜固有層、粘膜下層への集積や後毛細管細静脈内皮に接着している白血球や陰窩内浸潤白血球表面への結合が可視化できた。
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