研究課題/領域番号 |
24659920
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
長崎 幸夫 筑波大学, 数理物質系, 教授 (90198309)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 歯周病 / ナノメディシン / 活性酸素 / レドックスインジェクタブルゲル / 酸化ストレス / 活性酵素 / 安定ラジカル / PICフラワーミセル / インジェクタブルゲル / 局所炎症モデル |
研究成果の概要 |
歯周病は慢性的な歯肉炎が継続することにより、歯を保持している歯槽骨を非可逆的に破壊するのみならず、免疫系細胞が活性化し、過剰に発生した活性酸素は全身疾患にも強く関与していることが明らかになりつつある。本研究では様々な疾患を引き起こす活性酸素に着目し、歯周ポケット内に注入すると同時にゲル化するナノ粒子を設計し、これに活性酸素消去能を封入することで、歯周病を治癒する新しいナノ治療法を開発することを目標とした。本提案では材料設計とともに、その環境応答能の物理化学的評価、細胞毒性評価、in vitroにおけるゲル化と抗酸化能評価を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病は慢性的な歯肉炎が継続することにより、歯を保持している歯槽骨を非可逆的に破壊するのみならず、免疫系細胞が活性化し、過剰に発生した活性酸素は全身疾患にも強く関与していることが明らかになりつつあり、侮ることの出来ない疾患である。本研究では歯周ポケットに流し込むとゲル化し、持続的に活性酸素種を消去するレドックスインジェクタブルゲルを作製し、ラット歯周病モデルで評価したところ、高い効果で抗歯周病効果を発揮することを確認した。これは2017年時点で400万人を超え、益々増加する歯周病患者への治療法として高い社会的意義を有する。
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