通信が切れない高信頼な無線アドホックネットワーク基盤技術の開発

• 研究課題/領域番号: 24700069
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 計算機システム・ネットワーク
• 研究機関: 和歌山大学
• 研究代表者: 吉廣 卓哉 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (80362862)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 情報ネットワーク / グラフ理論 / アドホックネットワーク / ネットワーク

研究成果の概要

本研究では，接続が切れやすい無線アドホックネットワーク，ユーザの通信が可能な限り切断されない高信頼な通信基盤とするための技術を研究開発した．このために，２つの技術を組み合わせる．トポロジ変化時にパケットのループを発生させない技術と，輻輳時に迂回路を用いて空きがあるリンクに通信を誘導する技術，である．開発した技術をネットワークシミュレータに実装し，評価することにより，有効性を検証した．

研究成果

• [学会発表] OLSRにおける局所的な輻輳を回避するマルチパスルーティング (2014)
  • 著者名/発表者名: 梶清貴，吉廣卓哉
  • 学会等名: モバイルコンピューティングとユビキタス通信第７３回研究会
  • 発表場所: 福岡大学
  • 年月日: 2014-11-20 – 2014-11-21
• [学会発表] OLSRにおける迂回路構築法に関する一検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 湯川陽平、吉廣卓哉
  • 学会等名: 情報処理学会マルチメディアと分散処理研究会155回研究会
  • 発表場所: 石垣市民会館 中ホール
• [学会発表] OLSRにおける輻輳制御のための迂回路構築手法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 梶清貴、吉廣卓哉
  • 学会等名: マルチメディア，分散，協調とモバイル(DICOMO2013)シンポジウム
  • 発表場所: 十勝川温泉 ホテル大平原
• [学会発表] Selecting Advertising Links to Guarantee Detour Path against Single Node and Link Failure in OSPF (2012)
  • 著者名/発表者名: Yohei Yukawa and Takuya Yoshihiro
  • 学会等名: International Workshop on Informatics 2012 (IWIN2012)
  • 発表場所: Chamonix (France)
• [学会発表] 無線メッシュ網における中継点の繰り返し設定によるループ削減手法 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小林雅典，吉廣卓哉
  • 学会等名: マルチメディア・分散・協調とモバイル DICOMO2012シンポジウム
  • 発表場所: 山代温泉
• [図書] Wireless Ad-hoc Networks (Chapter 5), Intech Press (2012)
  • 著者名/発表者名: Takuya Yoshihiro and Masanori Kobayashi
  • 出版者: Reducing Routing Loops Under Link-state Routing in Wireless Mesh Networks