研究課題
若手研究(B)
本研究は、甲状腺癌を特異的に認識する抗体(JT95)を用いて、癌抗原の分子構造を解明すると共に、検出感度の高い蛍光物質とJT95抗体を組み合わせた「癌抗原血液検査法」の開発を目的としたものである。本研究期間において、JT95抗体が認識する癌抗原タンパク質の候補の絞り込みを行ない、また、ビオチン化JT抗体によって、癌組織の剥離細胞が認識できることを明らかにした。一方、現行のJT95抗体によるサンドイッチELISA法単独では、血液検査によるスクリーニングに適用することが難しいことも明らかとなった。より高精度の血液検査法を開発するためには癌抗原を同定し、新たな検出法を構築する必要がある。
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巻: 21 号: 0 ページ: 1-5
10.11169/bioimages.21.1
130004845971