研究課題/領域番号 |
24730047
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会法学
|
研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
柴田 洋二郎 中京大学, 法学部, 准教授 (90400473)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 社会保障財源の租税化 / 一般化社会拠出金(CSG) / 社会保障財源による所得再分配 / 間接的な租税化 / 使用者負担保険料の減免 / 補足医療保険 / 保険契約特別税 / CSGの応益負担化 / 低賃金労働者にかかる負担軽減 / 所得課税の統合 / 財政的優遇措置 / 雇用安定化法 / 定率社会保障負担金 / 社会保障目的税 / 社会保険料の軽減 / 遡及的な租税化 |
研究成果の概要 |
わが国の社会保障と制度上の類似性を有するフランス社会保障制度における租税の役割を検討した。第一に、租税は社会保障財源となる。フランスは資産等も課税基礎とする所得課税を採用し、高所得層に相対的に大きな税負担を負わせ、社会保障財源を通じて所得再分配を高めている。第二に、租税は政策誘導手段となる。1つは、雇用政策との関連で、低賃金層にかかる社会保険料の使用者負担分を減免して雇用を促すと同時に、保険料減免による減収は税収により補っている。もう1つは、公的医療保険を補う補足医療保険の内容適正化との関連で、基準を満たさない保険契約に対しては、保険者が納税義務を負う保険売上にかかる税率を引き上げている。
|