研究課題/領域番号 |
24730555
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 長崎大学 (2013-2018) 比治山大学 (2012) |
研究代表者 |
森野 美央 長崎大学, 教育学部, 准教授 (00413659)
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研究協力者 |
浜崎 隆司 鳴門教育大学
飯牟礼 悦子 大東文化大学
加藤 孝士 長野県立大学
利根川 明子 東京大学, 大学院教育学研究科
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 情動調整 / 保育者 / 幼児期 / 情動調整の発達 |
研究成果の概要 |
本研究は、幼児期における情動調整の発達的変化に保育者がどのような役割を果たしているかを明らかにするものであった。先行研究をふまえ、年少から小1までの縦断的関与観察(対象と共にありながら観察)を行った結果、保育者は、積極的に子どもの情動を調整する「代行役」をする一方、子ども自身が主となる情動調整のきっかけづくりをする「黒子役」もしながら、自律的な情動調整の発達を促していること、一方、小学校では、決まりや評価といった基準に照らし合わせる形で情動調整が求められる場面が増え、幼児期とはかかわりの様相が異なる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義、社会的意義は下記の3点に集約される。1.近年、社会的にも学術的にも検討ニーズが高まっている情動調整を取り上げた点。2.情動調整研究の中で、検討が必要であるにもかかわらず知見が少ない、「幼児期における情動調整の発達的変化に保育者がどのような役割を果たしているか」を長期にわたって検討し、小学校との比較も行った点。3.2.の検討の際、情動をOn time で捉える工夫をし、ネガティブ情動に加えてポジティブ情動も検討対象とし、感情発達研究に質的知見を提供した点。
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