研究課題
若手研究(B)
過去約10年間に日本列島で発生したマグニチュード約6.5以上の本震に対して、気象庁一元化震源情報を用いた波形相関処理によるパターン検索を適用することで、本震前の地震活動をより正確に捉えることに成功した。その結果、一部の本震の発生前に、本震の近傍でゆっくり地震(滑り)が起きていたことを示唆する事例を複数見出した。これらの活動の中には、震源の移動や低いb値(マグニチュードに対する地震の累積個数の変化を記述するパラメータ)という特徴が見られたものもある。これらの前震活動には、活発なものから極めて低調なものまで幅広い多様性が見られ、本震発生前に生じるゆっくり地震は複雑な様相を呈する。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)
Geophys. Res. Lett.
巻: (in press)
巻: 40 号: 14 ページ: 3572-3578
10.1002/grl.50699
Science
巻: 335, 6069 号: 6069 ページ: 705-708
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http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/akato/