種子休眠調節の分子機構：グルコシル化経路によるアブシジン酸不活性化機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24780017
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 作物学・雑草学
• 研究機関: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
• 研究代表者: 今泉 智通 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業総合研究センター生産体系研究領域, 研究員 (10509235)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 種子休眠 / 休眠サイクル / 埋土種子 / 発芽

研究成果の概要

水田雑草コナギを用いて、野外における休眠サイクルと植物ホルモン・遺伝子発現の季節変動の関係を調査した。植物ホルモンの内生量には明瞭な季節変動は見られず、その内生量は野外での休眠サイクル調節に関与しないことが示唆された。また、埋土種子における遺伝子発現は発芽試験で推定される休眠サイクルより大きく変動し、季節変動だけでなく埋土年数の影響も受けることを示し、休眠サイクルを調節する候補遺伝子を単離した。

研究成果

• [学会発表] コナギ埋土種子におけるトランスクリプトームの季節変動と休眠サイクルの関係 (2014)
  • 著者名/発表者名: 今泉智通
  • 学会等名: 日本雑草学会
  • 発表場所: 法政大学（東京都小金井市）
• [学会発表] 種子休眠と環境の交互作用：過室条件が夏畑雑草種子の出芽動態に与える影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 今泉智通・渡邊寛明・浅井元朗
  • 学会等名: 日本雑草学会
  • 発表場所: 京都大学農学研究科（京都府京都市）
• [学会発表] Effects of excessive soil moisture on seedling emergence of upland weeds (2013)
  • 著者名/発表者名: 今泉智通・渡邊寛明・浅井元朗
  • 学会等名: European Weed Research Society Symposium
  • 発表場所: Ondokuz Maysis University (Samsun, Turkey)
• [学会発表] コナギ埋土種子における休眠状態と遺伝子発現プロファイルの季節変動 (2013)
  • 著者名/発表者名: 今泉智通・内野彰
  • 学会等名: 種生物学会シンポジウム
  • 発表場所: 別府市ふれあい広場サザンクロス（大分県別府市）
• [学会発表] 湛水が夏畑雑草種子に与える影響 ー土中と地表の違いー (2012)
  • 著者名/発表者名: 今泉智通・渡邊寛明・浅井元朗・内野彰
  • 学会等名: 日本雑草学会
  • 発表場所: 農林水産技術会議事務局 筑波事務所（つくば市）
• [学会発表] Effects of excessive soil moisture and submerging on seed viability and dormancy and seedling emergence of upland weeds (2012)
  • 著者名/発表者名: Imaizumi T, Watanabe H, Asai M, Uchino A
  • 学会等名: International Weed Science Congress
  • 発表場所: New Century Grand Hotel (Hangzhou, China)