研究課題
若手研究(B)
ヒト免疫不全ウイルス1 (Human Immunodeficiency virus 1; HIV-1)のアクセサリー蛋白質Nefを発現するトランスジェニックマウス (Nef Tg) は、運動失調・後躯麻痺・てんかん様発作など重度の神経症状を示した。Nef Tgでは病理組織学的に脳および脊髄におけるアストロサイトの著明な増生、ミクログリアの増加・集簇、白質の空胞化、リンパ球浸潤など多彩な病変が観察された。また、Nef Tgの脳ではIP-10等複数のサイトカイン発現が増強していた。これらの病態はエイズ脳症の病態の一部と類似しており、NefがHIV-1による病理発生に重要な役割を持つことが示された。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)
Biochem. Biophys. Res. Commun
巻: 440 ページ: 683-688
Biochemical and Biophysical Research Communications
巻: 440 号: 4 ページ: 683-688
10.1016/j.bbrc.2013.09.125
Prev. Vet. Med
巻: 103 ページ: 192-200
120006985204