ＯＮ／ＯＦＦ制御可能な新規蛍光化合物の合成、並びに蛍光プローブへの応用

• 研究課題/領域番号: 24790029
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 化学系薬学
• 研究機関: 大阪大谷大学
• 研究代表者: 池尻 昌宏 大阪大谷大学, 薬学部, 准教授 (00412396)
• 研究協力者: 宮下 和之 ; 小比賀 聡
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 蛍光分子 / 複素環 / 緑色蛍光タンパク質 / イミダゾリノン / コレステロール / 蛍光物質 / 蛍光プローブ / GFP

研究成果の概要

蛍光タンパク質の発色団をモデルとした新規蛍光低分子（ジアリールメチレンイミダゾリノン類、通称DAIN類）の開発研究において、主に以下の成果を得た。
１）ジアリール部に修飾を施した４種のDAINの合成に成功した。２）DNAの塩基配列認識能を示すDAINの開発を目的に、DAIN骨格に側鎖を介してアジド基を有する２種のDAINの合成に成功した。３）カリウムイオン認識能を有するDAINの合成に成功した。４）膜流動性プローブの開発を目指し、コレステンとDAINとのハイブリッド体の合成に成功した。

研究成果

• [雑誌論文] Design and Concise Synthesis of a Novel Type of Green Fluorescent Protein Chromophore Analogue (2012)
  • 著者名/発表者名: Masahiro Ikejiri, Moe Tsuchino, Yoshiko Chihara, Takao Yamaguchi, Takeshi Imanishi, Satoshi Obika, and Kazuyuki Miyashita
  • 雑誌名: Organic Letters 巻: 14 号: 17 ページ: 4406-4409
  • DOI: 10.1021/ol301901e
  • 査読あり
• [学会発表] コレステンハイブリッド型 DAIN アナログの合成とその蛍光プローブ活性 (2015)
  • 著者名/発表者名: 池尻 昌宏, 森 謙太, 宮城 里奈, 千原 佳子, 宮下 和之
  • 学会等名: 日本薬学会第135年会
  • 発表場所: デザイン・クリエイティブセンター神戸（神戸市）
  • 年月日: 2015-03-27
• [学会発表] 緑色蛍光タンパク質の発色団モデル化合物の合成とその蛍光特性の評価 (2013)
  • 著者名/発表者名: 池尻昌宏、山口大輔、長谷川啓、松本公佑、千原佳子、山口卓男、今西武、小比賀聡、宮下和之
  • 学会等名: 第39回反応と合成の進歩シンポジウム
  • 発表場所: 九州大学医学部百年講堂
• [学会発表] GFP クロモファー類縁体の設計とその新規合成法の開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 池尻 昌宏 ，長谷川 啓，松本 公佑，土野 萌絵 ，千原 佳子 ，山口 卓男，今西 武 ，小比賀 聡 ，宮下 和之
  • 学会等名: 第 42 回複素環化学討論会
  • 発表場所: 京都テルサ
• [学会発表] 緑色蛍光タンパク質の発色団をモデルにした蛍光低分子化合物の開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 池尻 昌宏 ，長谷川 啓，松本 公佑，土野 萌絵 ，千原 佳子 ，山口 卓男，今西 武 ，小比賀 聡 ，宮下 和之
  • 学会等名: 第19回天然薬物の開発と応用シンポジウム
  • 発表場所: 大阪大学会館