研究課題
若手研究(B)
泌尿生殖系器官など胎児後端の器官群は、隣接する器官群が相互に関連して発生・成り立っていると考えられる。これはいくつかの先天性疾患で複数の器官群に同時に症状が現れることからも推察されるが、そのメカニズムは殆ど明らかになっていなかった。本研究では、臍帯下部領域から外生殖器上部領域への細胞移動現象の存在を器官培養実験により示した。Hhシグナル関連遺伝子改変マウスでは、この過程に異常を呈する可能性を示唆した。これらの結果は、臍帯下部領域が細胞を供給することによって外生殖器や膀胱、腹壁といった広範囲の協調的器官形成に寄与し、またその破綻が先天性疾患へとつながる可能性を示唆する。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (3件)
Cell Death Differ.
巻: 21 号: 6 ページ: 990-997
10.1038/cdd.2014.21
Cell Death & Differentiation
巻: 21 号: 6 ページ: 978-989
10.1038/cdd.2014.20
Eur J Hum Genet
巻: 22(3) 号: 3 ページ: 350-357
10.1038/ejhg.2013.160
Birth Defects Res B Dev Reprod Toxico
巻: 95 号: 1 ページ: 79-88
10.1002/bdrb.20344
PLoS One
巻: 7(7) 号: 7 ページ: e42245-e42245
10.1371/journal.pone.0042245